「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

オープンAIアマゾンなどから17兆円調達

米オープンAIは2月27日、米アマゾン・ドット・コムなど3社を引受先とする増資で総額1,100億ドル(約17兆円)を調達する契約を締結したと発表した。引受先とその投資額はアマゾン・ドット・コムが500億ドル、米半導体大手エヌビディアとソフトバンクグループがそれぞれ300億ドル。
オープンAIは半導体やデータセンターへの投資に充て、高性能な人工知能(AI)の開発を進める。

近畿のM&A件数 25年は874件で過去最高

調査会社のレコフデータによると、2025年に近畿2府4県に所在する企業が関わったM&A(企業合併・買収)の件数が、2025年は874件に上り、前年から100件以上増え過去最高を更新した。金額の合計は2兆6,840億円と、過去10年で3番目の水準だった。
件数増加の要因の一つが、大企業による「経営資源の集中」の動きだ。日本たばこ産業(JT)が子会社の鳥居薬品を含め医薬事業を塩野義製薬に売却した例や、パナソニックホールディングスが住設機器を手掛けるパナソニックハウジングソリューションズを、YKKに売却した例など合計85件と全体の約1割を占めた。
一方、中小・零細企業を中心に後継者が見つからない場合の事業承継でM&Aを活用する例も多い。2025年は過去最多の140件に上り、10年前の3倍強に増えている。
帝国データバンクによると、近畿2府4県の企業の後継者不在率は46.5%と半数近い状況にある。

安川電機 JA全農と協業開発 きゅうり作業ロボ

安川電機(本社:福岡県北九州市)は2月25日、全国農業協同組合連合会(本所:東京都千代田区、以下、JA全農)と協業開発を進める「きゅうり収穫作業ロボット」が農業現場で稼働開始したと発表した。
これは両者が、日本の農業の発展と日本の食と農の国際競争力強化に貢献することを目的に、2018年から業務提携を開始。畜産・農業生産・流通販売の3分野を中心に取り組んできた自動化技術の可能性検討の一環。
農業生産で2024年に実証農場の「ゆめファーム全農SAGA(所在地:佐賀県)」に導入していた「きゅうりの葉かき作業ロボット」が、今回”きゅうりの収穫作業”でも一定の成果を確認。この機能を組み込んだロボットを現地の農業現場に導入した。

養殖”近大ノドグロ”銀座・梅田で限定販売

”近大マグロ”で知られる近畿大学が、養殖を進めている養殖高級魚”近大ノドグロ”を、東京・銀座と大阪・梅田の養殖魚専門料理店で提供する。2月26日から3月11日までの限定販売。養殖ノドグロ姿焼きは1匹1,800円。
近畿大は先日、世界で初めてノドグロの完全養殖に成功したと発表したが、今回提供するのは完全養殖ではない。同大が人工孵化させて、3年養殖して約20cmに成長させたもの。同大は2030年ごろ、完全養殖ノドグロの商品化を目指している。

慶大発新興 iPS細胞製品治験でニコンと連携

慶応大発スタートアップのケイファーマは2月24日、iPS細胞を使った再生医療製品の臨床試験(治験)で、ニコン子会社のニコン・セル・イノベーション(本社:東京都品川区)と連携すると発表した。ケイファーマが開発する、脊髄損傷患者向けの再生医療製品「KP8011」の治験で両者が協力する。2027年にも治験を開始する。

1月首都圏マンション14%高の8,363万円

不動産経済研究所のまとめによると、1月の首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の新築マンション発売戸数は前年同月比1%増の628戸だった。1戸あたりの平均価格は14%高の平均8,363万円で9カ月連続上昇した。
東京23区の発売戸数は10%増の175戸で、平均価格は16%高の1億2,126万円だった。

iPS細胞由来2製品を早期承認 世界初の実用化

厚生労働省の専門部会は2月19日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った2つの再生医療製品について、条件や期限を設けたうえで製造販売を早期承認することを了承した。
承認されたのは①重症心不全を対象とした心筋シート「リハート」と、②パーキンソン病を対象とした「アムシェプリ」の2製品。近く厚労相が承認し、世界初のiPS細胞製品となる見込み。
リハートは大阪大発ベンチャー、クオリプス(本社:東京都)が開発した。心臓の表面にiPS細胞からつくった心筋シートを貼り付け、移植する。アムシェプリは住友ファーマ(本社:大阪市)が申請したパーキンソン病患者の脳に、iPS細胞からつくった神経のもとになる細胞を移植する。
iPS細胞を開発した山中伸弥氏は、「社会実装へ向け、大きな第一歩を踏み出したことをたいへん嬉しく思います」とコメントしている。

ローソン インドへ進出 30年に100店体制

コンビニ大手ローソンは2月18日、インドに進出する方針を明らかにした。2026年度に100%出資でインド現地法人を立ち上げ、2027年にムンバイに直営5店を出店する。
その後はフランチャイズ方式や現地企業へのライセンス供与も組み合わせて店舗網を増やしていく。2030年までに100店、2050年までに1万店を目指す。食べ物は現地の食習慣にに合わせた品揃えを充実させる。商品の製造や物流は現地企業に託す。
ローソンは現在、日本国内で約1万4,700店、海外では中国やインドネシアなど5カ国に約7,800店を構えている。インドには同業のセブン-イレブンが2021年に進出している