森・濱田松本法律事務所 ベトナム・ホーチミンに拠点開設へ
森・濱田松本法律事務所(所在地:東京都千代田区)は、ベトナム・ホーチミン市に現地オフィスを開設する。今夏の業務開始を目指して、ベトナム政府当局に申請している。
同事務所はこれまでに、北京、上海、シンガポール、バンコク、ヤンゴン、ジャカルタにそれぞれオフィスを開設し、様々な案件に関与してきている。近年ベトナムに関する案件が急増、現地におけるサポートの必要性が一段と高まってきたため、現地における拠点開設を決めた。
幸村ゆかりの和歌山九度山町で「真田まつり」
真田幸村ゆかりの地、和歌山県九度山町で5月5日、真田昌幸・幸村親子をしのび、武者行列が町なかを練り歩く恒例の「真田まつり」が行われた。
この武者行列には大人から子供まで約200人が参加し、出陣を告げる太鼓が打ち鳴らされた後、馬上の昌幸・幸村親子を先頭に出発。真田家の家紋、六文銭の印が入った赤い甲冑(かっちゅう)姿の武者や、幸村に仕えたとされる「真田十勇士」らが続いた。行列は、約2㌔㍍の道のりを練り歩いた。
九度山町は、関ヶ原の戦いで西軍に与し、敗れた後、処罰として昌幸・幸村親子が蟄居(ちっきょ)させられ移り住んだ地で、毎年この時期に真田まつりが行われている。
「奄美・沖縄」の世界自然遺産への登録延期を勧告 IUCN
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関の国際自然保護連合(IUCN)は5月4日(日本時間)、日本政府が世界自然遺産に推薦した「奄美大島、徳之島、沖縄東北部および西表島」に対し、内容の抜本的見直しを求める「登録延期」を勧告した。
候補地が細かく分断されるなど生態系の持続可能性に懸念が残ることや、米軍北部訓練場返還地の編入計画などについても指摘があり、構成要素の再選定などを求めた。国内の世界自然遺産候補地で、「登録延期」という評価を受けたのは今回が初めて。
奄美大島、徳之島、沖縄東北部および西表島は、独自の生物の進化がみられ、「イリオモテヤマネコ」や「アマミノクロウサギ」など、国際的にも希少な固有種が多く存在することから、日本政府は2017年、ユネスコに対し世界自然遺産に推薦した。
大阪・藤井寺市の商店街で道明寺歴史まつり
大阪府藤井寺市で5月4日、道明寺歴史まつりが開かれ、古墳時代から戦国時代までの歴史上の人物に扮した市民ら約150人が、道明寺天満宮を出発し、「近鉄道明寺」駅前の商店街を抜け、近くの公園まで約600㍍を練り歩いた。
道明寺周辺は、豊臣秀頼率いる豊臣氏を滅亡に追い込み、徳川家康を総大将とする徳川幕府軍が勝利を収め、徳川政権を確立した「大坂夏の陣」(1615年)の皮切りとなった「道明寺合戦」の舞台だったところ。そんな歴史的背景もあって、2016年まで武者行列のみだった。しかし、2017年から歴史的経緯にこだわらず年代を広げ、飛鳥・平安時代の聖徳太子や菅原道真らも登場、文字通り歴史色豊かなまつりとなった。
理研 アルツハイマー発症しにくい遺伝子をマウスで発見
理化学研究所の西道隆臣チームリーダー、永田健一研究員らは、アルツハイマー病の原因物質である「アミロイドベータ」が脳の中でたまらないようにする遺伝子の領域をマウスの実験で発見した。
遺伝子を改変する「ゲノム編集」で、この領域を切断すると、アミロイドベータが減った。ゲノム編集をしないマウスに比べて、アミロイドベータが半分以下になった。これにより、病気を予防する薬の開発につながる可能性がある。この成果は、5月4日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ(電子版)に掲載される。
研究チームは今後、人間でも同じような遺伝子の変化を持つ場合に、アルツハイマー病になりにくいかを検証する。また、遺伝子の働きを抑えるRNA(リボ核酸)を使った核酸医薬や、遺伝子を切断するゲノム編集で病気を予防する薬の開発を目指す。