月別アーカイブ: 2018年5月

森・濱田松本法律事務所 ベトナム・ホーチミンに拠点開設へ

森・濱田松本法律事務所 ベトナム・ホーチミンに拠点開設へ

森・濱田松本法律事務所(所在地:東京都千代田区)は、ベトナム・ホーチミン市に現地オフィスを開設する。今夏の業務開始を目指して、ベトナム政府当局に申請している。
同事務所はこれまでに、北京、上海、シンガポール、バンコク、ヤンゴン、ジャカルタにそれぞれオフィスを開設し、様々な案件に関与してきている。近年ベトナムに関する案件が急増、現地におけるサポートの必要性が一段と高まってきたため、現地における拠点開設を決めた。

日・シンガポールの二国間通貨スワップ延長で合意

日・シンガポールの二国間通貨スワップ延長で合意

日本の財務省とシンガポール通貨監督庁は5月4日、二国間通貨スワップ協定を延長すると発表した。現行の第3次協定が5月21日、失効するのに伴うもの。シンガポールの交換上限額は30億米ドル相当、日本の交換上限額は10億米ドル。
現在交渉中の改正で、両当局はシンガポール側の交換通貨に米ドルに加えて日本円も加えることを検討している。なお、この取極の交換上限額に変更はない。

日・インドネシアの二国間通貨スワップ改正で基本合意

日・インドネシアの二国間通貨スワップ改正で基本合意

日本の財務省とインドネシア中央銀行は、締結中の第3次二国間通貨スワップ取極(BSA)を改正することで基本合意した。この取極の交換上限額は227.6億米ドル相当。
今回の改正により、インドネシアは自国通貨のインドネシア・ルピアを米ドルに加えて日本円とも交換することが可能になる。

幸村ゆかりの和歌山県九度山町で「真田まつり」

幸村ゆかりの和歌山九度山町で「真田まつり」

真田幸村ゆかりの地、和歌山県九度山町で5月5日、真田昌幸・幸村親子をしのび、武者行列が町なかを練り歩く恒例の「真田まつり」が行われた。
この武者行列には大人から子供まで約200人が参加し、出陣を告げる太鼓が打ち鳴らされた後、馬上の昌幸・幸村親子を先頭に出発。真田家の家紋、六文銭の印が入った赤い甲冑(かっちゅう)姿の武者や、幸村に仕えたとされる「真田十勇士」らが続いた。行列は、約2㌔㍍の道のりを練り歩いた。
九度山町は、関ヶ原の戦いで西軍に与し、敗れた後、処罰として昌幸・幸村親子が蟄居(ちっきょ)させられ移り住んだ地で、毎年この時期に真田まつりが行われている。

京都・藤森神社で駈馬神事 疾駆する馬上で曲技を披露

京都・藤森神社で駈馬神事 疾駆する馬上で曲技を披露

京都・藤森(ふじのもり)神社(京都市伏見区)で5月5日、伝統行事、駈馬(かけうま)神事が行われた。これは疾走する馬の上で曲技を披露する、約1200年前から伝わる伝統行事。
境内に設けられた約200㍍のコースに、20代から50代までの6人の乗子(のりこ=騎手)が、まさに曲芸に近い”技”を披露した。矢が体に当たったと見せかけるために、馬から落ちそうな姿勢の「藤下がり」や、降りしきる敵の矢を避けるため、体を馬の横のずらせて頭を下げる「手綱潜(くぐ)り」などに、詰めかけた約2万5000人の観客から歓声が上がっていた。

消費税10%で2.2兆円の家計負担増 日銀まとめ

消費税10%で2.2兆円の家計負担増 日銀まとめ

日本銀行がまとめた、2019年10月に予定される消費増税(8%から10%へ)の試算によると、一般家庭の負担額は2.2兆円で、前回2014年の増税時4分の1程度にとどまる見通しだ。日銀が4月の「経済・物価情勢の展望」で示した。
消費増税による負担増だけでなく、税制改正や社会保障費などの影響も考慮に入れている。2019年10月の税率引き上げに伴う直接的な影響は5.6兆円。一方、軽減税率で1兆円、教育無償化で1.4兆円、年金額改正で6000億円といった軽減要素が見込め、これらを勘案すると、全体で差し引き2.2兆円になるとしている。

「奄美・沖縄」の世界自然遺産への登録延期を勧告 IUCN

「奄美・沖縄」の世界自然遺産への登録延期を勧告 IUCN

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関の国際自然保護連合(IUCN)は5月4日(日本時間)、日本政府が世界自然遺産に推薦した「奄美大島、徳之島、沖縄東北部および西表島」に対し、内容の抜本的見直しを求める「登録延期」を勧告した。
候補地が細かく分断されるなど生態系の持続可能性に懸念が残ることや、米軍北部訓練場返還地の編入計画などについても指摘があり、構成要素の再選定などを求めた。国内の世界自然遺産候補地で、「登録延期」という評価を受けたのは今回が初めて。
奄美大島、徳之島、沖縄東北部および西表島は、独自の生物の進化がみられ、「イリオモテヤマネコ」や「アマミノクロウサギ」など、国際的にも希少な固有種が多く存在することから、日本政府は2017年、ユネスコに対し世界自然遺産に推薦した。

大阪・藤井寺市の商店街で道明寺歴史まつり

大阪・藤井寺市の商店街で道明寺歴史まつり

大阪府藤井寺市で5月4日、道明寺歴史まつりが開かれ、古墳時代から戦国時代までの歴史上の人物に扮した市民ら約150人が、道明寺天満宮を出発し、「近鉄道明寺」駅前の商店街を抜け、近くの公園まで約600㍍を練り歩いた。
道明寺周辺は、豊臣秀頼率いる豊臣氏を滅亡に追い込み、徳川家康を総大将とする徳川幕府軍が勝利を収め、徳川政権を確立した「大坂夏の陣」(1615年)の皮切りとなった「道明寺合戦」の舞台だったところ。そんな歴史的背景もあって、2016年まで武者行列のみだった。しかし、2017年から歴史的経緯にこだわらず年代を広げ、飛鳥・平安時代の聖徳太子や菅原道真らも登場、文字通り歴史色豊かなまつりとなった。

理研 アルツハイマー発症しにくい遺伝子をマウスで発見

理研 アルツハイマー発症しにくい遺伝子をマウスで発見

理化学研究所の西道隆臣チームリーダー、永田健一研究員らは、アルツハイマー病の原因物質である「アミロイドベータ」が脳の中でたまらないようにする遺伝子の領域をマウスの実験で発見した。
遺伝子を改変する「ゲノム編集」で、この領域を切断すると、アミロイドベータが減った。ゲノム編集をしないマウスに比べて、アミロイドベータが半分以下になった。これにより、病気を予防する薬の開発につながる可能性がある。この成果は、5月4日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ(電子版)に掲載される。
研究チームは今後、人間でも同じような遺伝子の変化を持つ場合に、アルツハイマー病になりにくいかを検証する。また、遺伝子の働きを抑えるRNA(リボ核酸)を使った核酸医薬や、遺伝子を切断するゲノム編集で病気を予防する薬の開発を目指す。

大気汚染で年700万人死亡、世界人口の9割に健康被害リスク

大気汚染で年700万人死亡、世界人口の9割に健康被害リスク

世界保健機関(WHO)は5月2日、微小粒子状物質「PM2.5」などによる大気汚染が世界的に拡大、肺がんや呼吸器疾患などで年間約700万人が死亡しているとみられると発表した。
また、世界人口の約90%が汚染された大気のもとで暮らし、健康被害のリスクがあると指摘。早急に対策を取らないと、世界の持続的な成長は困難になると警告している。とくに汚染が深刻なのはアジア、アフリカを中心とした低・中所得国で、大気汚染による死者の90%以上を占めるとしている。
WHOは世界4300以上の都市などの観測結果を分析した。