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大阪市「特区民泊」の新規受け付け 当面停止へ

大阪市は9月30日、特区民泊に関する部局横断会議で、国家戦略特区法に基づく「特区民泊」の新規受け付けを当面停止する方針を示し、了承された。一定の周知期間を設けたうえで停止する。また、既存施設についても、騒音やゴミなど近隣住民からの苦情やトラブルが広がっていることに対応、運営が不適切な場合、認定を取り消しやすくするよう手順を明確にする。11月にも開かれる国家戦略特別区域会議で提案する。

キオクシアHD 北上工場新棟稼働 最先端メモリー26年供給

キオクシアホールディングス(HD)は9月30日、北上工場(所在地:岩手県北上市)の新棟が稼働開始したと発表した。中長期的に人工知能(AI)向けの需要が拡大すると見込み、”第8世代”と呼ぶ最先端メモリーの量産を始めた。今後、市場動向に合わせて設備を増強、生産能力を段階的に引き上げ、NAND型フラッシュメモリーを供給する。2026年前半に出荷を開始する。

高校野球7イニング制検討で国民スポーツ大会で実施

日本高校野球連盟(高野連)は、夏の暑さ対策などとして検討を進めている7イニング制導入の是非を巡り、この一環として滋賀県で開かれている国民スポーツ大会で、沖縄尚学、地元の綾羽高校、山梨学院、香川の尽誠学園など全国の8チームが出場して7イニング制の試合が始まった。9月29日の初日は、1回戦4試合が行われた。
高野連は今回出場した選手や監督に、意見を聞いたり競技の運営を検証し、今後の議論に生かして、12月までに方針をまとめることにしている。
国際大会や野球が盛んな多くの国では、高校生の年代の試合は7イニング制が主流となっている。高野連によると、米国、ドミニカ、韓国、台湾などでは、高校生の年代は7イニング制で行われているという。

万博にまだ難題 未払い問題絡み閉幕後の解体工事の行方

大阪・関西万博は9月27日時点で、一般入場者の累計が2,220万人に達し、運営費の黒字の目安としてきた2,200万人を超え、関係者らは安堵の表情だが、実はまだ大きな難題が控えている。海外パビリオンの工事代金の未払いに伴い、万博閉幕後の解体工事の行方が定まらず、問題を抱えている海外パビリオンが少なくないからだ。
解体工事業者などからなる団体が9月26日、博覧会協会に万博が閉幕した後に、新たな”未払いトラブル”が発生しないように申し入れを行った。同協会などによると、海外パビリオンの建設・工事を巡り、工事代金の未払いトラブルが生じている海外パビリオンは合わせて12館あり、各国が独自で建設しているパビリオンの約4分の1にあたる。
万博会場は閉幕後、自国建設の海外パビリオンは2026年4月までに解体を終えて更地にされる計画。しかし、大阪府解体工事業協会によると、近畿地方では産業廃棄物の処分場が万杯近くになっていることなどから、スケジュール通りに解体工事が進まない恐れがあるという。となると、工期が遅れ、予期せぬ費用の上振れが起きて、費用の”未払いトラブル”につながる可能性があるとの指摘もある。
万博の成功は、解体工事が完了するまで最終判断はできない。一般入場者やチケット販売が目標をクリアしたから成功と浮かれていてはいけない。最悪1年後も解体工事が終わらないパビリオンや建造物が残っていることも…。想定外の”汚点”になる可能性があるのだ。

万博でANA陣営「空飛ぶクルマ」デモ飛行 閉幕日まで

閉幕まで2週間となった大阪・関西万博で9月30日、ANAホールディングス(HD)と米ジョビー・アビエーション陣営が「空飛ぶクルマ」のデモ飛行を報道陣に公開した。機体はジョビー製の5人乗り「Joby S4」を使用。
今回の万博初のデモ飛行は同日午前11時すぎ、機体を会場西側の海上方面に向けて離陸。上空およそ120mで円を描きながら、時速約170キロで12分間旋回飛行した。今後閉幕日の10月13日まで、毎日午前11時ごろと午後2時ごろの1日2回、デモ飛行を実施する。10月4日と11日は午後4時ごろにも運航する予定。

10/1から適用開始 全都道府県で最低賃金時給1,000円超

今年度の改定で、すべての都道府県で時給が1,000円を超えることになった最低賃金は、10月1日から順次適用が始まる。最低賃金は全国平均の時給で66円引き上げられて1,121円となる。引き上げ後の時給が最も高くなるのは東京都の1,226円で、最も低いのは高知県、宮崎県、沖縄県の1,023円。
例年はほとんどの地域で10月中に新しい最低賃金の適用が始まるが、今年度は大幅な引き上げにより企業の準備期間を十分に確保する必要があるなどとして、現行の制度になって初めて適用が年を超えるところがある。福島県、徳島県、熊本県、大分県は2026年1月に、秋田県、群馬県は2026年3月にそれぞれ適用される。

「東京ゲームショウ2025」閉幕 節目の26年 5日間開催に

千葉市の幕張メッセで9月25日から開催されていた世界最大級のゲーム見本市「東京ゲームショウ2025」が4日間の会期を経て28日、閉幕した。今回は47カ国・地域から、過去最多の1,136社、うち海外から最多の600社余が出展した。25〜26日のビジネスデイでは、前回より2万人多い計約10万7,000人が来場した。節目の30周年となる「東京ゲームショウ2026」は、一般公開日が1日増え計5日間となる。

ウインカーネリアンV, 三浦皇成 悲願のG1初制覇

秋競馬のG1第一弾、第59回スプリンターズステークス(1200m芝、G1,16頭出走)は9月28日、千葉県・中山競馬場で行われ、11番人気のウインカーネリアン(三浦皇成騎乗)が1分6秒9で優勝した。同馬はG1初勝利を飾るとともに、1着賞金1億7,000万円を獲得した。三浦騎手はJRA(中央)G1初制覇、鹿戸雄一調教師はこのレース初勝利。
ウインカーネリアンは、絶妙のペースで逃げた武豊騎乗のジューンブレア(7番人気)の2番手でレースを進め、ゴール前でジューンブレアとの競り合いを頭差、制した。上位人気馬では、2番人気のナムラクレアが3着に入った。

会計検査院 必要生確認せず国際機関に資金拠出123件

会計検査院の調べによると、国の省庁などが国際機関に必要性を確認しないまま資金拠出していたケースが123件に上ったことが分かった。
会計検査院によると、国の省庁など合わせて20余りの機関が2023年までの6年間に国連やOECD(経済協力開発機構)といった国際機関に資金を拠出したのは722件、合わせて5兆237億円に上っている。
また、調べでは令和3年度までの4年間で426件の3分の1にあたる145件で定期的な会計報告を受けていないとか、資金が余っていないか確認していないなどの不備が見つかっている。

大阪・関西万博 一般入場者数黒字の目安2,200万人超え

博覧会協会は9月27日、大阪・関西万博の一般入場者の累計が速報値で、運営費の黒字の目安としてきた2,200万人を超え、同日時点で2,220万人に上り、2005年に開催された愛知万博の入場者数に並んだと発表した。
閉幕まで1カ月間となったこの2週間は連日20万人を超える人が訪れており、このペースでいけば閉幕までの入場者数はおよそ2,500万人に上る見込み。