大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は4月14日、開幕日の13日の来場者が11万9,000人だったと発表した。同日は14万人超の来場予約が入っていたが、雨の影響もあってか、延期した人が多かったとみられる。また、万博協会は15日、14日の来場者が5万1,000人だったと発表した。13日の半分以下になった。
万博協会は、半年間の会期で2,820万人の来場を想定。達成には1日平均15万人の来場が必要となる。
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24年 地域ブランド「豊岡鞄」生産数7.6万個で過去最多に
兵庫県鞄工業組合によると、地域ブランドの「豊岡鞄」の2024年度の生産数が7万6,000個とこれまで最も多かったコロナ禍前の2019年度6万5,100個を上回り、過去最多となった。
豊岡鞄は、豊岡市の基幹産業であるかばん産業の振興を目指して2006年に導入した認定制度。同市で生産されたかばん製品のうち素材や縫製など7つの品質基準を満たした製品について、同工業組合が認定したもの。一定期間の保証や修理のサービスを受けることができる。
組合事業者らは小型のバッグや子ども向けランドセルなど職人技を生かして流行や需要に合わせた製品の開発に取り組むほか、東京や大阪などに専門の店舗を出店するなどを市場拡大につなげている。
信長の書状発見 室町幕府と畿内武士の調整役務める
織田信長(1534〜1582年)が、室町幕府第15代将軍足利義昭の後見役として、義昭の意を汲んで幕府と畿内の武士の調整役を務めていたことが分かった。
信長が元亀2年(1571年)に書いた、河内(現在の大阪府東部)の武士の安見宗房が戦乱で失った領地の回復を要望していたことから、幕府有力者の細川昭元の家臣、三好為三に宗房と昭元の対面の取り次ぎを依頼する書状が発見された。文末に、「詳しくは明智(光秀)が伝える」と書かれ、当時信長の家臣として台頭していた光秀に、幕府との連絡役を任せていた様子も分かる。
信長は1568年、義昭を立てて入京し、良好な関係を築く。だが、後に2人は対立し、1573年に義昭を京都から追放する。短い期間だったが、対立前は畿内での権益調整の役を担っていたことが分かる史料として注目される。
国は介護職の抜本的報酬引き上げを, 訪問介護支援に注力を
「団塊の世代」が75歳以上の後期高齢者となり、介護の需要は今後確実に増大していく中、介護事業者の経営破綻が増勢をたどり、とりわけ訪問介護を担う事業者は廃業が相次いでいる。このままでは”介護難民”が巷にあふれることになる。
民間の信用調査会社によると、2024年に倒産や廃業に追い込まれた訪問介護事業者は529社に上り、過去最多だった。これは政府が介護現場の実態を知らず昨年、訪問介護サービスの報酬を引き下げたことが経営悪化に拍車をかけたためだ。訪問介護も都市部と、過疎化の影響で移動に時間がかかる地方の事業所では全く事情が違う。このことを理解していないと、今回のように間違った判断で報酬引き下げを行うことになり、細々とできつつある”介護ネットワーク”そのものを決定的に壊すことになる。
そもそも日本の介護職の待遇は極めて低い。介護職員の平均月給は約30万円で全産業の平均より6万円低い。そのため、若い世代では介護職に就きたがらない。その結果、介護職は常に人手不足状態にある。とくに介護スキルはじめ一定の経験がないと務まらない訪問介護は容易に補充できず、要介護者の様々な会話の相手をしなければならないだけに、施設介護に比べ人手不足は深刻だ。
増え続ける要介護者の中長期予測を前に、国は「施設介護」から「在宅介護」に軸足を置くことを宣言しながら、その現場における実践者の訪問介護職・事業者をもっともっと支援強化していく体制をなぜとらないのか?端的にいえば、この要因は国会議員の質の低下だ。限られた期間の議員生活で票につながる、あるいは目立つ分野で目に見える政策に携わらないと有権者に評価してもらえないと、次の選挙を考えるからだ。
議員がグループを作り、介護職の待遇の抜本的見直しを図り、国としてこれからの超高齢社会に必要な介護職を、全職業全体の平均の2〜3割高にまで引き上げ、介護職を魅力ある職種の一つにしていくことを目指すべきだ。
政府は4月から、「技能実習生」や「特定技能」の在留資格で来日した外国人について、日本語能力と介護スキルを持ち、介護施設で1年以上の勤務経験があることを条件に、訪問介護に携わることを認めた。ただ、事業者が外国人を”安い労働力”とみなしているようでは人は集まるまい。介護に携わる外国人の処遇改善もまた、重要な課題だ。
桜花賞 エンブロイダリーG1初制覇 雨中 鋭い末脚発揮
競馬の3歳牝馬クラシックレースの初戦、第85回桜花賞(1600m芝、G1)は4月13日、兵庫県宝塚市の阪神競馬場で行われた。混戦が伝えられた中、3番人気のエンブロイダリー(ジョアン・モレイラ騎乗)が鋭い末脚を発揮し、G1初勝利を飾り、1着賞金1億4,000万円を獲得した。
ブラジルのモレイラ騎手は昨年のステレンボッシュに続いて、このレース2連覇を果たした。厩舎開業2年目の森一誠調教師(美浦)はG1レース初挑戦で初勝利を挙げた。雨が降り続く重馬場だったが、走破タイムは1分33秒1の好時計だった。
2着に2番人気のアルマヴェローチェ、3着に4番人気のリンクスティップが入線。1番人気に推されたエリカエクスプレスは5着だった。
ミャンマー地震 倒壊マンションで日本人1人の死亡確認
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「1万人の第九」Adoさんライブ, 水上ショー饗宴 万博初日
大阪・関西万博は開幕初日の4月13日、あいにくの雨だったが、早朝から入場ゲートは大混雑し、人気のパビリオンにも長蛇の列ができた。予定されていた航空自衛隊の曲技飛行隊「ブルーインパルス」の展示飛行は、天候不良で注視となったが、開幕を祝う多彩なイベントで盛り上がった。
開場時刻の午前9時、大屋根リングでベートーベンの「交響曲第9番」第4楽章を1万人で合唱する「1万人の第九 EXPO2025」があり、公募で選ばれた1万263人(6〜93歳)による歌声で祭典の幕を開けた。午後7時過ぎには会場南側のウォータープラザで会期中、毎夜ある水上ショー「アオと夜の虹のパレード」があった。午後7時45分ごろからは会場西側の屋外ステージ・EXPOアリーナで、素顔を見せずに活動し、国内外で人気を誇るAdoさんのライブがあった。
東京消防庁 乳幼児の誤飲で救急搬送5年間で5,000人超
東京消防庁によると、管内で2023年までの5年間に、5歳以下の乳幼児が食べ物などを喉に詰まらせるなどして窒息し、医療機関に救急搬送されたケースが計5,528人に上ったことが分かった。年齢別で多いのが0歳児で2,021人、1歳児が1,432人、2歳児が799人となっている。
窒息が起こった場所は、自宅などの居住場所が全体の9割を超える5,120人で、時間帯は夕方から夜にかけてが最も多かった。窒息の原因は食品や菓子、おもちゃなどを「誤飲」、「誤えん」するもの。多いのが食品や菓子で1,208人、続いておもちゃが970人だった。
治療にあたる小児科医は、これらの誤飲や誤えんは窒息死の危険性があり、重い後遺症が残ることもあり、注意が必要と指摘している。