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大成建設 東洋建設をTOBで買収へ 完全子会社化

大手ゼネコンの大成建設は8月8日、海洋土木分野に強みを持つ中堅ゼネコンの東洋建設をTOB(株式公開買い付け)などを通じて買収すると発表した。買収総額は1,600億円規模になる見込み。すべての株式を取得し、年内に完全子会社化を目指すとしている。東洋建設を傘下に収めることで、売上高は2兆3,000億円規模になり、業界2位の大林組に迫ることになる。
建設業界は幅広い工種が強みのゼネコンと、港湾など専門性の高いマリコンが工事領域をすみ分けしており、今回は業界のタテ割り構造を崩す再編となる。

サッカー元日本代表 得点王 釜本邦茂さん死去 81歳

サッカーの元日本代表で1968年メキシコ五輪の銅メダル獲得に貢献した釜本邦茂さんが8月10日、大阪府内の病院で肺炎のため亡くなった。81歳だった。
五輪は1964年の東京、1968年のメキシコ両大会に出場。メキシコ大会では日本のエースストライカーとして、7得点を挙げて大会得点王となり、日本初の銅メダル獲得の原動力となった。日本代表の国際Aマッチで男子では歴代最多の75得点を記録している。日本歴代屈指のストライカーだった。
京都市出身。早大在学中に日本代表に選出された。日本サッカーリーグ(当時)のヤンマー(現Jリーグ・セレッソ大阪)に所属。Jリーグ発足後はガンバ大阪の初代監督を務めた。

自民党”党改革”後回し. 暗躍する派閥主導, 遠い再生

自民党が8月8日に開いた両院議員総会は、これまで繰り返されてきた石破首相の批判に終始した。政権与党の主翼として建設的な姿は全く見られず、先の参院選ではっきり「NO」とされた有権者の意思、「政治とカネ」を巡る問題を受けた「党改革」は置き去り、後回しにされたままだ。そして、いまだに相変わらず麻生派、旧安倍派、旧茂木派などの派閥主導で、”石破おろし”の流れをつくろうとの動きが目立っている。
両院選挙の惨敗で執行部が責任を取ることは当然だが、有権者が自民党批判に動いたのは、自民党の政治のありかた自体に嫌気がさしているからだ。石破首相にだけ責任があるのではない。このことは世論調査で石破氏の続投を支持する有権者が半数近くもいることでよく分かる。
したがって、いま党として最優先に取り組まねばならないことは党の再生に向けた党改革ではないのか?これまでと同じようにまず総裁=表紙を変えて、というやり方そのもの、そして政権与党として長く続けてきた、今や様々な悪弊を、抜本的に変えることが求められていると認識していないのだ。
党内の若手政治家はそのことに気付いていないのか?気付いていても政策を前に進めるにはやはり数の論理で、旧派閥次元の活動に制約されるのか?そうであるなら、今の自民党に?を感じる若手政治家がまとまって党を離脱したらどうか。新自民党の政策ビジョンやマニフェストを披露。「ニューエイジ自民党」を結成し、30名前後も集まれば、これまでの”旧自民党”に本腰を入れた党改革を促す大きな”起爆剤”になるはずだ。そんな構想を掲げる若手政治家の出現が切に望まれる。

長崎被爆から80年「被爆の記憶を伝え続ける」

1945年8月9日、長崎に原爆が投下されてから8月9日、80年の節目を迎えた。長崎市内の平和公園で行われた平和祈念式典の平和宣言で、鈴木史朗市長は「長崎の使命として、世界中で受け継ぐべき人類共通の遺産である被爆の記憶を国内外に伝え続ける」と決意表明した。
式典には被爆者や遺族の代表、石破首相ほか、米国、英国など核保有国を含む94の国と地域の代表など約2,650人が参列。原爆が炸裂した午前11時2分に黙祷を捧げ、犠牲者を追悼した。

新鉱物を発見「アマテラス石」と命名, 国際承認

東京大学や山口大学などの研究グループは8月7日、岡山県で採取された翡翠(ひすい)の中から黒緑色の新鉱物を発見し、日本神話の天照大神にちなんだ「アマテラス石」と命名したと発表した。既存の鉱物とは化学組成や結晶構造が異なっており、国際鉱物学連合に新鉱物として正式に承認された。
新鉱物はストロンチウム、チタン、ケイ素、酸素、水素、塩素が主成分。一方が現れる時は他方が隠れる、特異な”二面性”の結晶構造を持つという。

大阪メトロ 大阪港で9月「空飛ぶクルマ」飛行見学会

大阪メトロは8月7日、「空飛ぶクルマ」のデモ飛行見学会を9月15日から大阪港のポート(発着場)で開催すると発表した。見学会は7日間にわたって1日2回開催し、募集人員は各回先着100人。
スカイドライブ(本社:愛知県豊田市)が開発した、3人乗りの機体「SKYDRIVE」が会場周辺を数分間飛行する。大阪メトロとスカイオドライブは、2028年をめどに大阪市東部の森之宮エリアで空飛ぶクルマの乗車サービスを始める計画。

元兵庫県議遺族 NHK党・立花氏を名誉毀損で告訴

兵庫県の斎藤知事に関する百条委員会の委員を務め、今年1月に自殺した竹内英明兵庫県議会議員(当時50歳)の遺族は、政治団体「NHK党」の立花孝志党首を、名誉毀損の疑いで6月に警察に告訴状を提出し、警察はこれを受理したことが分かった。元議員の妻が8月8日、神戸市内で記者会見し明らかにした。
会見で遺族は、立花氏がインターネット上に「(竹内議員が)知事のことが嫌いだから、ありもしないうわさ話を意図的につくり出した」などと発言。また、今年1月18日、元議員が自宅で自殺しているのが見つかった翌日、立花氏はSNSに「元議員は兵庫県警から任意の取り調べを受けていた」とか、自身のユーチューブチャンネルで「逮捕される予定だったそうです」などと発言していた。

トヨタ 今期 純利益2.6兆円に修正 関税分1.4兆円

トヨタ自動車は8月7日、2026年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比44%減の2兆6,600億円になるとの見通しを発表した。従来予想の35%減の3兆1,000億円から下方修正した。米国の関税の影響分を通期で1.4兆円と見込む。
通期の売上高は48兆5,000億円と据え置いた。営業利益も33%減の3兆2,000億円と従来予を6,000億円引き下げた。

クマ被害 全国で55人 過去最多の23年と同水準

環境省によると、今年4月から7月末までにクマに襲われけがをしたり、亡くなった人は全国で55人に上り、年間で過去最多となった2023年(56人)とすでに同水準になっている。被害に遭った人は長野県が13人、岩手県が12人、秋田県、福島県、新潟県でそれぞれ4人の合わせて55人。
6月までのクマの出没件数は、九州と沖縄、北海道を除く全国で7,248件で、2023年同期比1.5倍余増えている。

今年度GDP実質伸び率1.2%⇢0.7%へ下方修正

内閣府は8月7日開かれた経済財政諮問会議で今年度のGDP(国内総生産)の最新の見通しを発表し、実質の伸び率を、2024年12月時点に見込んだ1.2%から0.7%へ下方修正した。米国トランプ政権の関税措置の影響で輸出や設備投資が抑えられるためだとしている。
一方、来年度の実質の成長率は賃上げの定着によって個人消費の緩やかな上昇が続くなどとして0.9%になると見込んでいる。