スマートフォンで動画を見ながら大型トラックを運転、6人もの命を奪った元運転手の女性被告に、三重県津地裁が拘禁刑7年の判決を言い渡した。思わず、聞き違いで「えっ、本当か?」と言いたくなる判決ではないか。奇々怪々な判決ではないかと言いたくなる。
この事故で5~11歳の子ども3人を含む家族旅行中の一家5人と、単身赴任先から帰省途中の男性1人が犠牲になった。あまりにも痛ましい事故だった。遺族は「6人の命が奪われたのに、拘禁刑7年というのは軽すぎる」と訴えている。これが多くの人の実感ではないか。
交通事故の際、様々なケースで”ながらスマホ”が取り上げられる。それでも決してなくならないのが現状だ。ながらスマホを最高刑が拘禁刑20年の「危険運転致死傷罪」の適用対象にするか、2024年に法務省の検討会で議論された。その議論の中でも侃々諤々(かんかんがくがく)やり取りされたことだろう。スマホを何秒見ていたら危険運転といえるのか?確かに線引きは難しい。
とはいえ、このままの判決では遺族の気持ちはとても収まらない。
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村上龍さん死去74歳 現代社会の”闇”や”歪み”題材の作品
「限りなく透明に近いブルー」をはじめ、現代社会の”闇”や”歪み”を題材とした作品を数多く発表した作家の村上龍(むらかみ・りゅう、本名・龍之助)さんが10月17日死去した。74歳だった。葬儀は近親者で執り行った。
1952年、長崎県佐世保市生まれ、高校卒業後、米軍基地のある東京都福生市で暮らした。その体験をもとに武蔵野美術大学在学中の1976年に発表したのが「限りなく透明に近いブルー」。この作品で群像新人文学賞、そして芥川賞を受賞した。
その後も、当時世相をにぎわせた、コインロッカーに捨てられた子どもを題材とした「コインロッカーベイビーズ」、世界恐慌に翻弄される日本で台頭する若者たちを題材とした「愛と幻想のファシズム」などの話題作を世に出した。村上春樹さんとともに”ダブル村上”と称された。