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任天堂 シンガポールに子会社設立 東南アジアで初

任天堂は9月30日、シンガポールに子会社を設立したと発表した。東南アジアに子会社を設立するのは初めて。タイでの法人設立も検討しており、東南アジアでの事業拡大を加速する。
同社は6月以降、ゲーム機「Nintendo Switch2」をタイ、シンガポール、フィリピンなどで発売。これら東南アジアを、日米欧に続く成長市場として強化していく。

関空の8月外国人旅客数は188万人余で成田上回り日本一

関西国際空港国際線の8月の外国人旅客数は前年同月比19%増の188万6,529人に上り、成田国際空港を約2万人上回った。関西、成田両空港とも8月として過去最多だった。関空の伸びが大きいのは大阪・関西万博の開催に加え、航空需要の回復が目立つ中国が大きく貢献している。

万博海外館で2件目の無許可工事 群馬県の業者を処分

大阪府は9月30日、大阪・関西万博に出展している海外パビリオンの建設工事に建設業法の許可を受けずに携わったとして、建築会社、DIO(本社:群馬県高崎市)を30日間の営業停止処分にしたと発表した。関連調査に支障があるとして、パビリオン名は明らかにしていない。海外パビリオンの無許可工事の事業者処分は2件目。

外国人の免許切り替え 10/1から厳格化 訪日外客認めず

海外の運転免許証を持つ外国人が日本の免許証を取得する「外免切替」制度の運用が10月1日から厳格化された。この要点は①住所確認のため原則として住民票の写しの提出を義務付け、住民票がない外国人観光客の切り替えを認めない②交通ルールの知識を問う試験は、問題数を従来の5倍にし、合格ラインを引き上げた。
2024年に切り替えた外国人は約6万8,000人で、2015年の2倍を超えた。国別にみると、ベトナムから切り替えが約1万6,000人と最も多く、以下、中国、韓国が続いている。

中国「国慶節」8連休スタート延べ23億人が国内外に移動

中国で10月1日、国慶節(建国記念日)と中秋節に伴う大型8連休がスターとした。中国交通運輸省は、この連休中に延べ23億6,000万人が国内外へ公共交通機関や自家用車で出かけると予測している。中国の大手旅行会社によると、海外旅行先人気ランキングで1位・大阪、2位・東京、3位・ソウル(韓国)となっている。

大阪市「特区民泊」の新規受け付け 当面停止へ

大阪市は9月30日、特区民泊に関する部局横断会議で、国家戦略特区法に基づく「特区民泊」の新規受け付けを当面停止する方針を示し、了承された。一定の周知期間を設けたうえで停止する。また、既存施設についても、騒音やゴミなど近隣住民からの苦情やトラブルが広がっていることに対応、運営が不適切な場合、認定を取り消しやすくするよう手順を明確にする。11月にも開かれる国家戦略特別区域会議で提案する。

キオクシアHD 北上工場新棟稼働 最先端メモリー26年供給

キオクシアホールディングス(HD)は9月30日、北上工場(所在地:岩手県北上市)の新棟が稼働開始したと発表した。中長期的に人工知能(AI)向けの需要が拡大すると見込み、”第8世代”と呼ぶ最先端メモリーの量産を始めた。今後、市場動向に合わせて設備を増強、生産能力を段階的に引き上げ、NAND型フラッシュメモリーを供給する。2026年前半に出荷を開始する。

高校野球7イニング制検討で国民スポーツ大会で実施

日本高校野球連盟(高野連)は、夏の暑さ対策などとして検討を進めている7イニング制導入の是非を巡り、この一環として滋賀県で開かれている国民スポーツ大会で、沖縄尚学、地元の綾羽高校、山梨学院、香川の尽誠学園など全国の8チームが出場して7イニング制の試合が始まった。9月29日の初日は、1回戦4試合が行われた。
高野連は今回出場した選手や監督に、意見を聞いたり競技の運営を検証し、今後の議論に生かして、12月までに方針をまとめることにしている。
国際大会や野球が盛んな多くの国では、高校生の年代の試合は7イニング制が主流となっている。高野連によると、米国、ドミニカ、韓国、台湾などでは、高校生の年代は7イニング制で行われているという。

万博にまだ難題 未払い問題絡み閉幕後の解体工事の行方

大阪・関西万博は9月27日時点で、一般入場者の累計が2,220万人に達し、運営費の黒字の目安としてきた2,200万人を超え、関係者らは安堵の表情だが、実はまだ大きな難題が控えている。海外パビリオンの工事代金の未払いに伴い、万博閉幕後の解体工事の行方が定まらず、問題を抱えている海外パビリオンが少なくないからだ。
解体工事業者などからなる団体が9月26日、博覧会協会に万博が閉幕した後に、新たな”未払いトラブル”が発生しないように申し入れを行った。同協会などによると、海外パビリオンの建設・工事を巡り、工事代金の未払いトラブルが生じている海外パビリオンは合わせて12館あり、各国が独自で建設しているパビリオンの約4分の1にあたる。
万博会場は閉幕後、自国建設の海外パビリオンは2026年4月までに解体を終えて更地にされる計画。しかし、大阪府解体工事業協会によると、近畿地方では産業廃棄物の処分場が万杯近くになっていることなどから、スケジュール通りに解体工事が進まない恐れがあるという。となると、工期が遅れ、予期せぬ費用の上振れが起きて、費用の”未払いトラブル”につながる可能性があるとの指摘もある。
万博の成功は、解体工事が完了するまで最終判断はできない。一般入場者やチケット販売が目標をクリアしたから成功と浮かれていてはいけない。最悪1年後も解体工事が終わらないパビリオンや建造物が残っていることも…。想定外の”汚点”になる可能性があるのだ。

万博でANA陣営「空飛ぶクルマ」デモ飛行 閉幕日まで

閉幕まで2週間となった大阪・関西万博で9月30日、ANAホールディングス(HD)と米ジョビー・アビエーション陣営が「空飛ぶクルマ」のデモ飛行を報道陣に公開した。機体はジョビー製の5人乗り「Joby S4」を使用。
今回の万博初のデモ飛行は同日午前11時すぎ、機体を会場西側の海上方面に向けて離陸。上空およそ120mで円を描きながら、時速約170キロで12分間旋回飛行した。今後閉幕日の10月13日まで、毎日午前11時ごろと午後2時ごろの1日2回、デモ飛行を実施する。10月4日と11日は午後4時ごろにも運航する予定。