「アジア」カテゴリーアーカイブ

うめきた第2期 名称は「グラングリーン大阪」

JR大阪駅の北側「うめきた」エリアの第2期の再開発を担う、三菱地所などの事業者は2月7日、プロジェクトの名称を「グラングリーン大阪」に決めたことを明らかにした。
第2期の再開発で、梅田貨物駅跡地のうちおよそ9.1haに、オフィスや高級ホテルが入る複合ビル、高層マンションが建設される計画。現在建設工事中で、2024年夏ごろから順次開業し、2027年度に全面開業する予定。
これに先駆け3月18日にJR西日本が「うめきた」エリアの地下で、JR大阪駅の新しいホームの運用を開始する。

大阪ダブル選に「非維新」で女性2人が出馬表明

4月9日に投開票の大阪府知事、大阪市長の両選挙に2月8日、それぞれ法学者の谷口真由美さん(47)、自民党大阪市議の北野妙子さん(63)が出馬表明した。
2人は、経済人や元大阪副知事らが立ち上げた政治団体「アップデート大阪」の記者会見で「非維新」の候補として出馬表明し、出馬までの経緯や意気込みについて語った。
谷口さんは大阪市出身。大学で拳王などを教えつつ、すでに解散したが、インターネット上のグループ「全日本おばちゃん党」の代表代行として活動してきた。北野さんは自民党のベテラン市議。18年間政治に向き合ってきた経験を活かし、「大阪市を居心地のいい先進都市にしたい」と話した。

全国知事会が「大阪・関西万博推進本部」初会合

全国知事会は2月7日、オンラインで2025年の大阪・関西万博に向けて、全国的な機運を醸成しようと、知事会の中に設けた「大阪・関西万博推進本部」の初会合を開いた。
冒頭、岡田万博担当相が「世界中の人々に夢や驚きを与え、若者や子どもたちがワクワクするような万博をつくり上げ、全国各地が活性化する機会にしていきたい」とあいさつ。また国の担当者が、修学旅行などで全国の子どもたちに会場を訪れてもらうといったアクションプランについて説明した。そして今後も緊密に連携するため、各都道府県に担当の窓口を設置するよう求めた。

大阪市22年9,103人転入超過で全国3位の人口流入に

総務省がまとめた住民基本台帳に基づく2022年の人口移動報告によると、大阪市は9,103人転入超過となり、全国の都市別で東京23区、さいたま市に次ぐ3位の人口流入となった。
一方、神戸市は前年の転入超過から一転、3,174人の転出超過となった。また京都市も2,000人台の転出超過が続いている。近畿地区でも京阪神で明暗を分けた。

大阪”ダブル選挙”へ経済人らが「非維新」で結集

4月9日投開票の大阪府知事、大阪市長の”ダブル選挙”に向け、地元の経済人らが独自候補の擁立も視野に政治団体を設立したことが分かった。今回設立された政治団体は「アップデートおおさかで」、詳細は明らかではないが、IR(カジノを含む統合型リゾート)開業の賛否を問う住民投票の実施などを政策として掲げる方針。
地域政党「大阪維新の会」に対抗する勢力の結集を目指し、自民党などとの連携も探る。関係者によると、「現在の大阪府政・市政に疑問を持つ人の受け皿」として活動する意向。大阪商工会議所の副会頭を務めた西村貞一氏や元大阪府知事の小西禎一氏らが代表や呼びかけ人として参加するもよう。

大阪府 大規模接種会場3月末廃止 重症センター閉鎖

大阪府は1月31日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、3月末の年度内でのワクチン接種会場の廃止や重症センターの閉鎖などの方針を決めた。
具体的には①ワクチンの大規模接種会場「心斎橋接種センター」(所在地:大阪市中央区)を3月末に廃止する②重症者向けの臨時施設「大阪コロナ重症センター」も閉鎖する③現在約8,400室確保している宿泊療養施設を5,000室程度まで減らす−−など。オミクロン株の変異型が中心となり、重症化率や死亡率が低下したことなどを踏まえた措置。
このほか、感染状況を示す独自指標「大阪モデル」について同日、「非常事態」を示す赤信号から、「警戒」を表す黃信号に引き下げる方針を決めた。病床使用率が7日連続で50%を下回ったため。

近畿22年の有効求人倍率1.12倍 3年ぶり前年上回る

大阪労働局のまとめによると、近畿2府4県の2022年の有効求人倍率は1.12倍と、宿泊業と飲食業が大きく改善したことで、3年ぶりに前年を0.11ポイント上回った。
府県ごとの有効求人倍率を就業地別にみると、奈良県が1.36倍(前年比+0.08)、滋賀県が1.32倍(同+0.19)、和歌山県が1.25倍(同+0.11)、京都府が1.18倍(同+0.14)、兵庫県が1.14倍(同+0.12)、大阪府が1.04倍(同+0.10)だった。

22年関西新築マンション 平均4,635万円で91年以来高値

不動産経済研究所のまとめによると、2022年に関西2府4県で発売された新築マンションの1戸あたりの平均価格は4,635万円で前年比1.6%上昇した。これは1991年の5,552万円以来の高値水準。1㎡あたりの単価は1973年の調査開始以来、最も高くなった。
高値となったのは、郊外の広い面積の物件を中心に堅調な需要があることに加えて、建築資材の値上がりや人件費の上昇が新築マンション価格を押し上げる要因になった。
同研究所は「今年も新築マンションの価格上昇は続くとみられるが、価格高騰や住宅ローンの金利上昇から需給バランスが崩れるおそれもある」と指摘している。

「空飛ぶクルマ」大阪での実用化へ運航管理の実証

「空飛ぶクルマ」の大阪での実用化に向けて1月26日、ヘリコプターを空飛ぶクルマに見立て、ヘリコプターやドローンが近くを飛ぶ中でも安全に飛行できるよう、運航を管理するための実証実験が行われた。実験は、大阪湾の夢洲に向かっていて空飛ぶクルマが、離着陸場の閉鎖を受けて目的地を急遽、変更するという想定で行われた。
大阪府は、「空飛ぶクルマ」を2025年の大阪・関西万博で会場の上空で飛行させるとともに、将来的な実用化を目指している。

22年関西の貿易収支 黒字額は過去2番目の低水準

大阪税関によると、2022年の関西2府4県の貿易収支は8,246億円の黒字となった。貿易黒字となるのは8年連続だが、資源高に円安が加わって輸入額が膨らみ、貿易黒字学額としては過去2番目に低い水準となった。
輸出額は前年比16%増の21兆6,248億円で、比較可能な1979年以降、過去最高となった。一方、輸入額は前年比34%増の20兆8,002億円に上り、こちらも過去最高を更新した。