「アジア」カテゴリーアーカイブ

大阪司法書士会が7カ所で相続や遺言の無料相談会

大阪司法書士会は8月14日から28日まで府内7カ所で、相続や遺言に関する無料相談会を行う。
高齢化が加速する中、最近の相談で増えているのが空き家の相続に関する案件。総務省のまとめによると、空き家は全国で849万戸に上り、この20年間でおよそ1.5倍に増えている。これらの中には所有者がわからないまま放置されている空き家や土地も少なくない。令和6年をめどに相続する際の登記が義務化されることから、相談会ではこうした案件の相談も受け付けている。

阪急・阪神 23年4月から運賃値上げ バリアフリー化分

大手私鉄の阪急電鉄と阪神電鉄は8月3日、駅構内などのバリアフリー化を進めるため、必要な費用を利用者にも負担してもらうため、2023年4月からすべての路線で運賃を10円値上げすると発表した。値上げの対象は神戸高速線を除くすべての路線。1回の乗車につき10円、通勤定期は6カ月で2,000円程度引き上げる。通学定期は対象外。
国は2021年12月、駅構内などのバリアフリー化を進めるため、転落防止のためのホームドアやエレベーターの設置を行う場合は、国の審査や認可を受けずに届け出するだけで、関連費用を運賃に上乗せすることができる新たな制度を設けた。両社はこの制度を活用する。
阪急は2041年春頃までに、阪神は2042年度頃までに、それぞれすべての駅でバリアフリー対応を完了させるとしている。

3度目の春夏連覇狙う大阪桐蔭が大阪大会制覇

第104回全国高校野球選手権大会への出場をかけた地方大会で続々、甲子園への出場校が決まっている。大阪では2012年、2018年に続く3度目の甲子園春夏連覇を狙う大阪桐蔭が7月30日、2年連続12度目の出場を決めた。2019年に全国制覇した履正社に7−0で圧勝した。このほか同日、東東京の二松学舎大付、愛知の愛工大名電、長野の佐久長聖がそれぞれ甲子園への切符を手にした。

IRの是非問う住民投票条例案を否決 大阪府議会

大阪府議会は7月29日、IR(統合型リゾート施設)の是非を問う住民投票を実施するための条例案を大阪維新の会、公明党、自民党の反対多数で否決した。この結果、住民投票は実施されないことになった。
カジノを含むIRの大阪誘致を巡り、大阪市の市民団体が署名を集め、改めて、その是非を問う住民投票の実施を求めていた。

大阪府 医療非常事態宣言 大阪モデルで「赤信号」

大阪府は7月27日、新型コロナウイルス感染急拡大を受け、対策本部会議を開き高齢者を対象に、独自基準の「大阪モデル」で非常事態を示す「赤信号」を点灯させるとともに、医療提供体制が逼迫しているとして「医療非常事態宣言」を発出した。
高齢者に不要不急の外出を控えるよう求め、高齢者と同居する家族などには、感染リスクの高い行動を控えるよう求めている。要請期間は7月28日から8月27日までの予定。高齢者に限定した不要不急の外出自粛要請は、大阪府では初めて。

大阪府 脱炭素の推進本部が初会合 7つのWG設置

大阪府は7月25日、温暖化ガスの削減に向けた方策を議論する「おおさかカーボンニュートラル推進本部」の初会合を開いた。電動車の早期普及やESG(環境・社会・企業統治)投資の活性化策などを検討する7つのワーキンググループを設置し、中長期的な戦略や具体策を検討する。
府は2020年度までに温暖化ガスの排出量を2013年度比で40%削減する目標を掲げている。同本部で各部局が連携し、脱炭素に関する事業者による先端技術の開発や、府民が自発的に行動を変えるよう取り組むのが狙い。

大阪に夏本番告げる天神祭 神事と陸渡御のみで実施

水都・大阪に夏本番を告げる大阪天満宮(所在地:大阪市北区)の天神祭が行われた。宵宮の7月24日、市中の平安を祈願し、白木の神鉾を川に流す「鉾流(ほこながし)神事」が堂島川で厳かに執り行われた。25日の本宮では御神霊を乗せた神輿が浪速の街を練り歩く「陸渡御(りくとぎょ)」が規模を縮小して3年ぶりに行われた。
ただ、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、約100隻の船が行き交う「船渡御(ふなとぎょ)」と奉納花火は2021年に続き中止された。

大阪府知事 コロナ急拡大で高齢者限定の行動制限も

大阪府の吉村知事は7月22日、新型コロナウイルスの感染者の急拡大で今後、重症化リスクの高い高齢者などに限定して、何らかの行動制限を要請する可能性があるとの認識を示した。感染の急拡大により、大阪府内の7月22日時点の軽症・中等症病床の使用率は49.2%で1週間前と比べ14ポイント以上上昇している。
こうした状況を踏まえ、6段階ある病床の確保計画を最も高いフェーズに引き上げ、8月4日から運用できるよう府内の医療機関に準備を要請した。これにより、軽症・中等症病床は、現在の運用病床より1,000床ほど多い4,000床余りを運用する方針。

万博会場での活用目指し「空飛ぶクルマ」実演飛行

2025年4月13日開幕予定の大阪・関西万博まで1000日前となるのに合わせて7月18日、万博会場での活用を目指している「空飛ぶクルマ」の試験機による実演飛行が、兵庫県尼崎市で行われた。全長5.8m「の機体が8本のアームの先に付いたプロペラを使って上空30mまで浮かび上がると、時速30キロほどの速さで、あらかじめ決められたコースを280m飛行した。
兵庫県は民間企業と連携して研究会を立ち上げて実用化を目指している。同日は、中国企業が開発した試験機による飛行を行った。