「アジア」カテゴリーアーカイブ

吹田・万博記念公園で「桜まつり」9品種・5,500本

大阪府吹田市の万博記念公園で恒例の「桜まつり」が開かれている。桜まつりは3月19日から開かれており、26、27日は園内の東大路と呼ばれる並木道が、多くの花見客でにぎわっていた。桜まつりは4月10日まで。
同公園にはソメイヨシノなど9品種の桜およそ5,500本が植えられており、全国の「さくら名所100選」にも選ばれている。

リクルート「住みたい街2022関西版」梅田1位

リクルート(本社:東京都千代田区)がWEBアンケートをもとにまとめた「SUUMO済みたい街ランキング2022関西版」によると、総合ランキングでは「西宮北口」を抑え「梅田」が1位となった。
昨年よりランキングが10以上上がった駅は「神戸」(21位→11位)、「烏丸」(25位→15位)、「明石」(27位→16位)、「心斎橋」(29位→18位)、「福島」(39位→22位)など。
昨年と比べて最も得点が上昇したのは「なんば」(452点→542点)。ほか大阪市内中心部では「梅田」「福島」「本町」など。大阪府民ランキングでは、10位以内に入った駅のうち「天王寺」「高槻市」「心斎橋」「福島」が過去最高位となった。
男性では「梅田」が1位、女性では「西宮北口」が1位。年代別にみると、20代では「梅田」が1位、30代・40代では「西宮北口」が1位となった。このほか、住みたい自治体ランキングではすべての年代で「西宮市」が1位、「大阪市北区」が2位となった。

未来の医療など体験型展示に 万博「大阪パビリオン」

2025年の大阪・関西万博の大阪府・大阪市、経済界などが出展する「大阪パビリオン」について3月24日、3者による協議が開かれ、基本計画が取りまとめられた。
2050年の未来都市の生活をテーマに、医療や健康分野での体験型の展示をメインに据える。具体的には、健康状態を自動でチェックし、結果に応じた食事や運動メニューなどを提示する円盤形の乗り物の体験や、再生医療やAIによる診療、それにサプリメントなどを使った未来の食事の体験などが盛り込まれている。
パビリオンは2023年4月に着工し、2024年10月の完成を目指しており、建設費として70億~80億円、展示費用として60億円程度が見込まれている。

大阪府議会 IR整備計画 維新・公明・自民で可決

大阪府の定例府議会は閉会日の3月24日、府と大阪市が誘致を目指しているカジノを含むIR(統合型リゾート施設)整備計画の議案を大阪維新の会、公明党、自民党などの賛成多数で可決した。
IR誘致を巡っては、大阪市が会場の「夢洲」の土地改良や液状化対策などの費用として、790億円を新たに負担する方針を決めたことなどへの批判の声も出ている。24日の採決では立憲民主党、共産党のほか、先に自民党会派を離脱した3人の議員らがそれぞれ反対した。
なお24日の本会議では、一般会計の総額で3兆7,800億円近くに上る新年度・令和4年度の予算案の採決も行われ、賛成多数で可決された。

空飛ぶクルマ 産学官で商用運転へ 大阪版行程表公表

大阪府や産学官一体でつくる「空の移動革命社会実装 大阪ラウンドテーブル」は3月23日、大阪での「空飛ぶクルマ」実装に向けた行程表を公表した。2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)で商用運航を開始し、万博後もビジネス拡大やサービス創出を地域の経済発展につなげる「都市型ビジネス創出都市」の実現を目指すとしている。
大阪版ロードマップは事業拡大のステップとして、2022年度を「地固め・下準備」、2023~2024年度を「ビジネス開発・実証期間」と位置付けている。まずは万博での実装を目標に、インフラ整備を進める。
万博後の2025~2029年度は「事業立ち上げ」、2030年度以降を「事業拡大」の期間としている。ロードマップで定めた事業を着実に実施するため、府や地元自治体、事業者の年度ごとの取り組みを示したアクションプランも策定している。

大阪メトロ「オンデマンドバス」4月から運行エリア拡大へ

大阪メトロは3月23日、大阪市内で4月1日から「オンデマンドバス」の運行エリアを北区と福島区に広げていくと発表した。同日、大阪市内で記念の式典が行われた。
オンデマンドバスは、決まった運行ルートがなく、利用者が乗りたい場所や時間をスマートフォンで指定することで、人工知能(AI)が自動でルートを設定するもので、大阪メトロが2021年から生野区と平野区で運行している。
オンデマンドバスを利用するには、まずおよそ300m間隔で設定されているバス停の中から、乗りたいバス停や時間をスマートフォンの専用アプリなどで選ぶ。すると、エリア内を走る最大8台のバスのルートをAIが自動で設定して利用客を迎えに行く仕組み。運賃は1回300円。運行時間は午前6時から午後11時まで。

地価公示 商業地は大阪ミナミ下落率全国最大

国土交通省が2022年1月1日時点の土地の価格をまとめた地価公示によると、大阪・ミナミの商業地が全国で最も下落率が大きく、2年連続の下落となった。一方、住宅地はマンション需要の高まりなどから、2年ぶりに上昇に転じた。
大阪の商業地は平均マイナス0.2と、2021年に続いて下落した。大阪は新型コロナウイルスの感染拡大による訪日外国人客の激減・消失を受け、下落率の大きい全国10地点のうち8地点をミナミの商業地が占めた。全国で最も下落率が大きかった地点は、大阪市中央区道頓堀1丁目の老舗のふぐ料理店があった土地で、マイナス15.5%だった。
一方、住宅地は中心部のマンション用地の需要が高まったことなどから、全体の平均でプラス0.1%となり、2年ぶりに上昇に転じた。上昇率が最も高かったのは大阪市天王寺区上汐4丁目の6.6%で1㎡当たり85万5,000円だった。また、住宅地で最も価格が高かったのは福島区福島3丁目で1㎡当たり108万円だった。

大阪で3/23サクラ開花 平年より4日早く 近畿で最速 

大阪管区気象台は3月23日、大阪でサクラが開花したと発表した。平年より4日早い開花となった。大阪市中央区の大阪城公園の西の丸公園の、ソメイヨシノの開花の目安としている標本木に6輪の花が咲いているのを確認した。
記録的に早かった2021年と比べて4日遅いものの、平年との比較で4日早く、近畿地方では今シーズン最も早い開花の発表となった。大阪城公園では新型コロナウイルスの感染対策として、夜間のライトアップは行わないことにしている。

大阪府知事・市長がドバイ博訪問 閉幕式に参加

大阪府の吉村知事と大阪市の松井市長が、閉幕を迎えるアラブ首長国(UAE)のドバイ国際博覧会(万博)視察および閉幕式参加のため、同国を訪問する。知事は3月29~31日、市長は30~31日にそれぞれ同国を訪問し、ドバイ万博の視察・閉幕式に参加するほか、2025年大阪・関西万博に向けて各国への参加招請活動を進める。
大阪・関西万博は150カ国・地域および団体の参加を目標にしており、3月11日時点で87カ国の参加表明にとどまっている。

大阪市 中学生の9.2%が「ヤングケアラー」

大阪市の調査によると、中学生の全体の9.2%が家族の介護や家事などを担う、いわゆるヤングケアラーに該当し、学校生活や勉強に悩みを抱えていることが分かった。2011年11月から市立中学校の1年生から3年生を対象に調査を行い、全体のおよそ87%にあたる4万5,000人余りから回答を得た。
ケアをしている家族を複数回答で聞いたところ、弟や妹が36.8%と最も多く、祖母31.2%、祖父19%、母親13.9%などとなった。また、ヤングケアラーとみられる生徒は遅刻や欠席の回数が多い傾向にあり、友人関係や成績に関する悩みを抱えている割合が高いことが分かった。
いま必要としている支援について聞いたところ、半数余りが「勉強のサポート」と答え、次いで16%余りが「家族や自分のことを一緒に考えてくれる支援」と回答している。