「アジア」カテゴリーアーカイブ

大阪「うめきた2期」米ヒルトンなど3ホテルが24年以降開業

オリックス不動産、三菱地所などは11月24日、JR大阪駅北側の再活エリア「うめきた2期」で、米ヒルトンと阪急阪神ホテルズが計3つのホテルを2024年以降に順次開業すると発表した。ヒルトンの最上級ブランド「ウォルドーフ・アストリア」(252室)が2025年度上期に大阪に登場する。ヒルトンは地域ごとに特色を持たせた「キャノピー」(308室)も2024年度上期に北街区に設ける。日本初進出ブランドとなる。阪急阪神ホテルズは南街区に482室のホテルを2024年度下期に開業する。

大阪 南海なんば駅周辺の道路を歩行者天国に 社会実験開始

大阪市や南海電鉄は11月23日、ミナミの玄関口ともなっている南海なんば駅周辺を歩行者天国にして、2025年の大阪・関西万博に向け、ウィズコロナ・アフターコロナ利便性や影響を調べる社会実験を始めた。
南海難なんば駅の北側にある「駅前広場」周辺の道路およそ100mを終日、歩行者天国にしている。ふだんはタクシーが待機しているロータリーには、多くのベンチが設置され、近くの劇場のチケットを割引価格で買える店も出ていた。
この社会実験は12月2日まで10日間行われる。大阪市は利便性や交通への影響などを調べたうえで、将来的にカフェを設置するなど歩行者にとって魅力的な空間にしていく方針。

オリックス山本由伸投手に初の沢村賞 投手4冠で全会一致

プロ野球で最も顕著な活躍の先発完投型のピッチャーに贈られる「沢村賞」が11月22日発表され、投手4冠のオリックスの山本由伸投手が初めて受賞した。
山本投手は今シーズン26試合に登板し、いずれもせ・パ両リーグ通じてトップの18勝、防御率1.39、206奪三振、勝率7割8分3厘の好成績を残し、沢村賞選考基準の7つのうち、5つの部門で基準をクリア。ほかの投手と比べようがないくらい突出しているとして、選考委員会の全会一致で決定した。

大阪メトロなど 「レベル4」の自動運転バスの実証実験

大阪メトロ(大阪市高速電気軌道)は11月22日、関西電力、NTTドコモなど9社と自動運転バスの実証実験を始めると発表した。2025年の大阪・関西万博会場を想定した1周約400mの専用のテストコースで、一定の条件で運転を完全自動化する「レベル4」相当の走行を試す。実証実験は2022年3月ごろに実施する。高速通信規格「5G」を利用した運行状況の管理や人工知能(AI)による信号の識別などを検証する。万博の交通手段として導入を目指す。実証実験には一般からモニターを募集する。

大阪府知事 予防目的の「抗体カクテル療法」対象範囲拡大を

大阪府の吉村知事は全国知事会の会合で、新型コロナウイルスの発症を予防する目的での「抗体カクテル療法」について、高齢者施設などでクラスターが起きた場合に対応できるよう、投与の範囲を広げるべきだとの考え方を示した。
厚生労働省はこのほど、「抗体カクテル療法」について、発症を予防する目的での投与も条件付きで承認した。投与する人を、患者に濃厚接触した家族などか無症状の患者とし、かつ原則として重症化リスクがあることなどを条件としている。
この点について、吉村知事は11月21日、オンラインで開かれた全国知事会の会合で、この冬の間に高齢者は2回目のワクチン接種後6カ月が過ぎる。高齢者に感染が拡大した場合、「とりわけ高齢者施設などでクラスターが発生した場合、ワクチンの未接種者に投与できるよう、対象の拡充をお願いしたい」と、投与の範囲を広げるべきだとの考えを示した。

大阪・道修町 少彦名神社で「神農祭」健康,コロナの終息願う

江戸時代から薬の問屋が建ち並ぶ、薬の町として知られる大阪市中央区道修町の少彦名神社で11月22、23日、健康を祈願する「神農祭」があった。家族の無病息災や新型コロナウイルスの終息を願って多くの人が訪れた。
神農祭はおよそ200年前の江戸時代末期、コレラが大流行した際、薬問屋などが薬やお守りを人々に配ったことが始まりとされる。大阪では1年を締めくくる祭りという意味で「とめの祭り」とも呼ばれ、この祭りが終わると、大阪は一気に年末の雰囲気が深まるとされる。

大阪府 3,710床へ引き上げ 新たなコロナ病床計画策定

大阪府は11月19日、医師会、医療機関など病院関係者らでつくる新型コロナウイルス感染症対策協議会を開き、「第6波」に備えて3,710床を目標とする新たな病床確保計画を策定した。1日あたりの新規感染者数を最大3,800人と想定する。7月に定めた確保計画は3,080床で2割の増加となる。政府が病床を「第5波」のピーク時から増やす方針を示したことを受け、見直した。
大阪府では現在3,680床の病床を運用できる見通しで、残る30床の確保を目指す。吉村知事は25日に対策本部会議を開き、12月1日以降の対応を決めることを明らかにした。

10月近畿輸出額1.7兆円で過去最高 半導体装置・電子部品好調

大阪税関が11月17日発表した10月の近畿2府4県の貿易概況によると、輸出額は前年同月比21.1%増の1兆7,325億円と1カ月当たりの過去最高を更新した。前年実績を上回るのは8カ月連続。アジア向けの半導体製造装置や電子部品が大きく伸びた。
品目別にみると、半導体等製造装置が約2.5倍の680億円、半導体等電子部品は17.3%増の2,268億円。自動車やスマートフォンなど幅広い用途でアジア向けが好調だった。いずれも1カ月当たりとして過去最高額。

関西広域連合 新型コロナ第6波警戒 感染対策徹底呼び掛け

関西圏の自治体でつくる関西広域連合は11月18日、大阪市内で対策本部会議を開いた。全国的に感染状況は落ち着いているものの、第6波への十分な警戒が必要だとして、府県民に対し感染対策のより一層の徹底を呼び掛ける方針を確認した。
このため、①改めて基本的な感染対策、3密を避けて、マスクの着用、手洗いや換気の徹底②大人数や長時間の会食を避けるとともに、会話時のマスクの着用の徹底や、感染対策が不十分な飲食店などは利用しない③ワクチンを積極的に接種すること-などを強く呼び掛ける方針。

大阪・造幣局で「貨幣大試験」硬貨12種類対象に重さ検査

大阪・造幣局(所在地:大阪市北区)で11月15日、五百円などの硬貨が定められた重さでつくられているか検査する、毎年秋恒例の「貨幣大試験」が行われた。
近大通貨制度150周年を記念して行われた今回は、一円から五百円までの6種類の硬貨や11月から発行が始まった新しい五百円硬貨など合わせて12種類が対象となった。
試験では、過去1年間に製造された硬貨の中から、あらかじめ抜き取って保管していた2万6,250枚を、職員が次々と天秤にかけ計っていく。その結果、いずれの硬貨も基準内の誤差に収まっていることが確認された。
貨幣大試験は、貨幣にばらつきがないことを確かめ、信頼を維持するために明治5年から始まった。