「アジア」カテゴリーアーカイブ

大阪市内に50床以上のコロナ専門病院 9月開設予定

大阪市の松井一郎市長は8月30日、設置方針を明らかにしている新型コロナウイルスの軽症・中等症患者を受け入れる専門病院について、50床以上の規模となる見通しを示した。9月中に開設する予定。府内では現在、大阪市立十三市民病院(所在地:大阪市淀川区)と民間の阪和第二病院(所在地:大阪市住吉区)がコロナ専門病院となっているが、これにより専門病院は大阪府内では3カ所目となる。

政府 万博会場周辺の整備計画決定 府市が規制緩和要望

日本政府は8月27日、国際博覧会推進本部を開き、2025年の大阪・関西万博に向けて、大阪メトロ中央線の会場の夢洲への延伸など会場周辺の整備計画を決めた。これを受けて、井上万博担当相が大阪を訪れ、吉村知事、松井市長と会談し、計画の決定を伝えた。
一方、大阪府市は、例えば「空飛ぶクルマ」など先進的な技術開発を紹介する展示が可能になるよう、必要な法整備や規制緩和を要望した。これに対し、井上担当相は「菅首相も規制改革には積極的で、万博まで3年8カ月、政府の対応をスピードアップさせたい」と述べた。

夏の甲子園は智弁決勝対決 和歌山19年ぶり,奈良は初進出

夏の全国高校野球選手権は8月28日、阪神甲子園球場で準決勝が行われた。第1試合は智弁和歌山が滋賀の近江高校を5対1で破り、19年ぶりに決勝に進んだ。第2試合は奈良の智弁学園が京都国際高校に3対1で勝ち、初めて決勝に進んだ。この結果、29日の決勝戦は智弁の兄弟校の対決となった。智弁学園は初優勝を目指し、智弁和歌山が勝てば平成12年以来、21年ぶり3回目の全国制覇となる。

吉村知事 インテックスに1,000床の「野戦病院」整備へ

大阪府の吉村知事は8月28日、新型コロナウイルスの感染拡大で、病床がひっ迫しつつある状況を踏まえ、大阪市住之江区の国際展示場「インテックス大阪」に、1,000床程度を備えた臨時の患者の受け入れ施設、「野戦病院」を設置する方向で調整に入ったことを明らかにした。「大阪大学医学部附属病院に相談させてもらっている」とし、「コアになる医療従事者の方などのご協力をお願いしたい」と述べた。そのうえで、「課題山積だが、とにかくやってみる。自宅で亡くなる方を1人でも減らすことが最大の目標だ」としている。

大阪・福島区「松本病院」が破綻 コロナで一般外来減響く

医療法人友愛会(所在地:大阪市福島区、従業員185名)は8月26日、大阪地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日弁済禁止の保全処分および監督命令を受けた。コロナ禍による医療機関の経営環境の厳しさは指摘されているが、経営破綻は全国初。
友愛会は、大阪府からの強い要請を受け、新型コロナ軽症・中等症の入院患者を受け入れる24時間救急対応の地域中核病院「松本病院」を運営。コロナ患者の受け入れに伴い、一般外来患者が大きく減少し、資金繰りがひっ迫していた。負債額は約52億円。

夏の甲子園 関西勢が史上初のベスト4独占

夏の全国高校野球は8月26日、ベスト4が出揃い、関西勢が4校を独占した。103回を数える夏の大会でベスト4がすべて同一地区の高校で占めるのは史上初。
26日は準々決勝の4試合が行われ、初出場の京都国際、智弁和歌山、奈良の智弁学園、滋賀の近江高校の4校が勝ち、準決勝に進んだ。
春のセンバツ高校野球では昭和54年の51回回大会で、和歌山の箕島高校、大阪の浪商高校(現在の大体大浪商高校)、大阪のPL 学園、兵庫の東洋大姫路高校の関西勢がベスト4を占めるなど過去2回ある。

関西広域連合「府県越えた移動自粛を」知事ら対面会議

関西2府4県などで作る関西広域連合は8月26日、京都市内で知事らが集まって対面形式で新型コロナウイルス対策本部会議を開いた。協議の結果、府県を越えた不要不急の往来自粛などを求める「感染対策徹底宣言」を採択した。なかでも緊急事態宣言が発令されている大阪、兵庫、京都、滋賀の4府県の知事も合同で府県をまたぐ移動を最小限にするよう緊急メッセージを出した。
同連合長を務める和歌山県の仁坂吉伸知事は「次回からはこのような感染状況の中で集まるのは難しいという意見が出た。完全ウェブにしようと申し合わせた」と述べた。

大阪府 宿泊療養施設で「抗体カクテル療法」開始へ

大阪府は8月26日から、新型コロナウイルスの軽症者などへの治療法「抗体カクテル療法」を、宿泊療養施設に入っている患者も受けられるようにする取り組みを始めることになった。また、府は自宅療養中の患者についても府内のおよそ50の病院で順次、受けられるよう体制を整える方針。
抗体カクテル療法は、2つの薬剤を同時に点滴投与することで、抗体が作用してウイルスの働きを抑える治療法で、重症化のリスクがある軽症から中等症の入院患者を対象に行われている。

大阪市 アストラゼネカ製ワクチン接種8/23から40歳以上対象

大阪市は8月23日から40歳以上を対象に、アストラゼネカ製新型コロナワクチンの接種を開始した。会場は中央区「城見ホール」で、医師や看護師などのスタッフ50人体制で運営され、事前に予約した人たちが3つのブースに分かれて医師の問診を受けた後、看護師から接種を受けた。同会場では1日あたり540人、9月5日まで毎日接種を行う。大阪市は来週から市内に2カ所目の会場を設けて接種体制を強化することにしている。