モンゴル・ゴビ砂漠などに端を発する黄砂が、中国大陸から4月12、13日、日本列島の北日本から西日本にかけての広い範囲に飛来した。PM2.5なども含む有害物質の飛来に、呼吸器疾患を抱える人への影響や、洗濯物などへの被害に終日悩まされた。各地で見渡す景色がぼんやり霞み、ものが肉眼ではっきり見える範囲の「視程」が軒並み10キロ未満、ところによっては5キロ未満となったという。
今回のように、北海道から九州にかけての広い範囲で黄砂が観測されたのは2021年5月以来。気象庁によると、今後も数日間は黄砂の飛来が予想されるという。
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人口の自然減少16年連続, 少子化に歯止めかからず
総人口12年連続減 22年1億2,494万人, 東京除き減
総務省が4月12日発表した2022年10月1日時点の人口推計によると、外国人を含む総人口は前年同期と比べて55万6,000人少ない1億2,494万7,000人だった。12年連続のマイナスとなった。2年ぶりに増加した東京都を除き、全国46道府県で減少した。沖縄は1972年の本土復帰以降、初めて人口が減少した。
日本人の人口は1億2,203万1,000人。減少は75万人に上り、比較可能な1950年以降で最大の落ち込みとなった。外国人は、入国者数が出国者数よりも19万1,000人多く、2年ぶりに増えた。
65歳以上の人口は3,623万6,000人だった。総人口に占める割合は29%で、過去最高となった。