小泉進次郎農林水産相は6月10日、小売店で購入した政府備蓄米の転売を禁止すると表明した。これは国民生活安定緊急措置法に基づく措置。違反した場合は、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金を科す。高値転売による価格高騰や品薄を防ぐのが狙い。週内にも政令改正を閣議決定し、規制対象に備蓄米を加える。
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大阪大 がんへの免疫妨害細胞を狙い撃ち 新治療法を開発
大阪大学などの研究チームは6月10日、がんへの免疫を妨害する細胞だけに働きかけ、免疫機能を回復させる新しい治療法を開発したと発表した。同チームは、がん細胞の周辺に存在し免疫細胞の働きを阻害する物質を生み出す「がん関連線維芽細胞(CAF)」に限定して、酵素の働きを抑える方法を考えた。
チームはたんぱく質の設計図である「メッセンジャーRNA」に結合し、酵素をつくる遺伝子の働きを抑える化合物を活用。CAFだけが持つ特殊なたんぱく質を目印とし、CAFにピンポイントでくっつくようにしたところ、正常な細胞に影響を与えずに狙い撃ちすることに成功した。マウスの実験ではがん細胞が小さくなることを確認した。研究チームは、転移性の大腸がんや膵臓(すいぞう)がんなど、治療が難しいがんへの治療法として期待できるとしている。
元横綱白鵬退職 相撲協会との距離感優先の”違和感”会見
元横綱・白鵬の白鵬翔氏(前宮城野親方)(40)が6月9日付で日本相撲協会を退職、都内で記者会見した。わざわざ記者会見したのに、退職理由を明確に語らないまま。噂された現伊勢ケ浜親方(元横綱・照ノ富士)との確執についても否定。協会退職について「悔いはありません」と明言し、終始、協会への”恨み節”は封印したまま、不自然な”違和感”を感じぜざるを得ないものだった。これによって、優勝45回の誇り高き元大横綱が相撲協会に”降参”した形で騒動が幕引きとなった。
それは、同日明らかにした、今後の活動への悪影響を極力避けるためだったのだろう。第二の人生ではアマチュアの世界で普及を目指す、世界的規模で相撲イベントを軸とした「グランドスラム構想」実現のためだ。そのめには両国国技館の使用など、今後も相撲協会とは一定の関係を保つ必要性がある。したがって相撲協会を敵に回す発言は避けたというところだ。
しかし、ここはこの間の反省と、自分が至らなかった部分の”非”はきちんと認め、協会の対応の”不備”の部分を指摘することぐらいはするべきだったのではないか。そうすれば、腹の中にあるものを吐き出してくれたなら、協会側も対応しやすかったはずだ。何もかも腹に収めたままでは何か不気味で、構想には賛同しても、協力の手は出しづらいのではないか。戦略・戦術を間違ったか。