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関西 製造業2期連続悪化, 非製造業は2期ぶり改善 日銀短観

日銀大阪支店はが発表した短観(企業短期経済観測調査)によると、関西製造業の景気判断を示す指数はトヨタ自動車など自動車メーカーの認証取得を巡る不正発覚を受け、2期連続で悪化した。一方、非製造業は外国人観光客の増加を背景に2期ぶりの改善となった。
調査は5月下旬から6月にかけて実施。製造業の指数は前回の3月の調査から2ポイント下回り0ポイントとなった。一方、非製造業の指数は前回を1ポイント上回りプラス17ポイントとなった。
この調査は日銀大阪支店が関西のおよそ1,300社を対象に、景気の現状を尋ねるもので、景気が「良い」と回答した企業の割合から「悪い」と回答した企業の割合を差し引いた指数。

近畿の24年路線価 2年連続上昇 人流回復で1.8%上がる

国税庁が今年1月1日時点で算定した2024年分の路線価によると、近畿2府4県の平均は前年比1.8%上がり、2年連続で上昇した。府県別の平均では大阪府が3.1%、京都府が2.4%、兵庫県が1.2%、滋賀県が0.2%それぞれ前年を上回った。一方、和歌山県が1%、奈良県が0.2%それぞれ前年を下回った。上昇の背景にはインバウンドの大幅増や、コロナ禍を経て人流が本格的に回復してきたことがある。

東京ガス e-メタン設備が初のクリーンガス設備の認定取得

東京ガスは7月1日、2022年3月より運転している「横浜テクノステーション メタネーション実証設備」が、クリーンガス証書制度における「クリーンガス製造設備」の認定を取得したと発表した。
今年4月から運用が開始されたこの制度で、e-methane(e-メタン)を製造する設備が「クリーンガス製造設備」の認定を取得するのは日本初となる。同設備では横浜市と三菱重工業グループと共同で同事業を進める。横浜市資源資源循環局鶴見工場の排ガスから分離・回収したCO2と、メダワット級水電解装置で製造するクリーン水素(H2)を主たる原料としてe-メタンを製造する。

横浜ゴム 中国・杭州市で367億円投じ乗用車用タイヤ新工場

横浜ゴム(本社:神奈川県平塚市)は7月1日、中国浙江省杭州市に19億6,000万人民元(約367億円)を投じ、乗用車用タイヤの新工場を建設すると発表した。生産能力は年間900万本でスタートし、将来的には拡大も想定している。2026年第2四半期から生産開始を予定。
現地政府の都市開発との絡みで移転要請を受け、現地タイヤ生産会社、杭州優科豪馬輪胎有限公司の既存工場を移転し、同じ杭州市内に今回のプロジェクトを推進するため、新たに横浜ゴムが全額出資する「杭州銭塘優科豪馬輪胎有限公司」を設立する。また、今回の移転を機に中国市場における今後のさらなる乗用車用タイヤの需要増を確実に取り込むため、生産能力を300万本増産する。

路線価 3年連続上昇 24年分2.3% 訪日客の本格回復で

国税庁は7月1日、今年1月1日時点の2024年分の路線価を発表した。これは相続税や贈与税の算定基準となる。全国約3万5,000地点の標準宅地の平均は2.3%となり、現在の算出方法となった2010年以降で最大の上昇率となった。上昇は3年連続。
路線価上昇の主要因は、アフターコロナでインバウンド(訪日外国人客)が本格回復したことにある。東京、京都、大阪に限らず、全国各地でオーバーツーリズムが指摘される状況。その結果、地域の住民生活に深刻な影響さえ与えかねず、社会課題となっている

大相撲 大の里新関脇に昇進「気を緩めず また上を目指す」

大相撲の幕内番付で記録的な早さで新関脇に昇進した二所ノ関部屋の大の里(24)は7月1日、愛知県の同部屋宿舎で記者会見した。角界期待の大器は「(目標は)自分の中に秘めている」。「また上を目指す大事な場所になるので、一生懸命頑張りたい」と一層の飛躍へ決意をにじませた。新入幕から3場所連続で11勝以上の活躍により、今場所の成績や内容次第では大関昇進も期待されている。

「H3」ロケット3号機打ち上げ成功「だいち4号」軌道投入

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月1日午後0時6分42秒、「H3」ロケットの3号機を鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げた。そして予定通り搭載していた地球観測衛星「だいち4号」を高度約600キロの軌道に投入し、新型基幹ロケット「H3」の打ち上げは2回連続で成功した。だいち4号は災害時の被害状況把握や、地殻変動の観測による減災などへの活用が期待されている。