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関空国際線 ほぼコロナ前水準に回復発着最大 週1,353便

関西エアポートは10月24日、2024年冬の関西空港の国際線旅客便ダイヤ(10月27日〜2025年3月29日)を発表した。発着便数はピーク時に週1,353便となり、コロナ禍前の2019年冬(1,409便)とほぼ同水準まで回復する。中国方面の回復は遅れているものの、韓国便の伸びがカバーする。韓国便は、2024年冬は366便と2019年冬に比べて58%増となり、夏ダイヤを含めて過去最高となる。一方、中国便は456便と2023年冬の1.6倍に増えるものの、2019年冬に比べ24%減にとどまる。中国便は北京や上海の都市部に偏っており、地方の回復が遅れている。

セブン&アイHD 30年度の売上高30兆円超 1.7倍に拡大

セブン&アイ・ホールディングスは10月24日、投資家向けの説明会を開いた。この中で井阪隆一社長は、海外のコンビニエンスストア事業について「企業価値の向上が見込める段階に至っている」と話し、2030年度のグループ全体の売上高を2023年度の約1.7倍の30兆円以上に拡大させる目標を明らかにした。

東芝ES インドネシアの地熱発電所向け発電設備を受注

東芝エネルギーシステムズ(本社:神奈川県川崎市東区、略称:東芝ES)は10月24日、インドネシア最大の地熱発電事業者、スターエナジーグループ傘下のスターエナジー・ジオサーマル(ワヤン・ウィンドゥ社)が拡張を計画する西ジャワ州の地熱発電所3号機向けの発電設備を受注したと発表した。受注したのは蒸気タービン、蓄電器1セット。今回の拡張工事のEPC一括契約会社の東洋エンジニアリングの子会社IKPT(略称)から受注した。同地熱発電所の稼働開始は2026年の予定。
東芝ESがスターエナジーグループが運営する地熱発電所向け機器を受注するのは初めて。

与党過半数割れ 自民大敗, 立民大幅増, 国民躍進 衆院選

第50回衆院選は10月27日投開票された。自民党は「政治とカネ」の問題を受けて大敗し、公明党を合わせた与党で総定数の465の過半数(233議席)に届かなかった。この結果について石破首相(自民党総裁)は「非常に厳しいご審判をいただいたと認識している。謙虚に厳粛に受け止めている」と語った。そのうえで、野党の協力を得て自民中心の政権を維持する考えを強調した。
立憲民主党は公示前から議席を大幅に増やした。国民民主党も議席を4倍に増やした。反面、公明党、日本維新の会、そして共産党も議席を減らした。

山本好投, 勝利投手に ドジャース連勝 ジャッジ封じる WS

米大リーグは10月26日、ワールドシリーズ(WS、7回戦制)の第2戦が行われ、大谷と山本が所属するドジャース(ナ・リーグ)がヤンキース(ア・リーグ)を4−2で破り、2連勝を飾った。
WS初先発の山本は7回1/3を投げ、3回にソトにソロ本塁打を許したが、打たれたのはその1安打と失点のみ。ア・リーグの本塁打、打点の2冠に輝いたヤンキースの主砲、ジャッジを完璧に抑え、勝利投手となった。日本人投手のWSでの先発は2007年の松坂(レッドソックス)、2017年のダルビッシュ(当時ドジャース、現パドレス)に続き3人目で、勝利投手となったのは松坂以来2人目。大谷は1番・指名打者で出場し、3打数無安打だった。

G7 ウクライナ支援で500億㌦融資で合意 日本も拠出検討

先進7カ国(G7)は10月25日、ロシアの凍結資産を活用したウクライナ向け融資約500億ドル(約7.6兆円)について最終合意した。年内に融資を開始し、3年間にわたってウクライナの財政や復興、軍事の支援のために拠出する。米ワシントンで同日開かれたG7財務相・中央銀行総裁会議で合意した。
国・地域別にみると米国が200ドルを拠出し、欧州連合(EU)も200億ドルを融資するとみられる。英国、カナダは約30億ドルずつを拠出する。日本も約30億ドルの拠出を検討している。

経済軟着陸へ「良い見通し」G20財務相・中央銀行総裁会議

米国で開かれていた主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は10月24日、世界経済がソフトランディング(軟着陸)に向かう「良い見通しを持っている」とする共同声明ををまとめ、閉幕した。ただ、ロシアのウクライナ侵略や中東情勢を念頭に、とくに新興国・途上国の成長見通しに悪影響を及ぼす可能性を指摘した「下振れリスク」についても声明に明記した。

岩谷産業 国内初の旅客用水素燃料電池船「まほろば」完成

岩谷産業は10月24日、2025年大阪・関西万博で会場の夢洲(所在地:大阪市此花区)とユニバーサルシティポート(同北区中之島)の約11kmを結ぶ交通機関に一つとして使われる、水素燃料電池船「まほろば」が完成したと発表した。まほろばは、全長約30mで、定員は150人。船内に水素タンクを備え、空気中の酸素を化学反応させることで発電して動く仕組み。航行中に二酸化炭素(CO2)を排出しない次世代の船舶だ。旅客用の水素燃料電池船は国内初という。
万博時、使用される際、運航は京阪グループの大阪水上バスに委託する。

TOYO インドネシアで30MW地熱発電所建設を受注

東洋エンジニアリング(略称:TOYO、本社:千葉県習志野市)は10月24日、インドネシア子会社PT Inti Karya Persada Tehnik(以下、IKPT)が、PT Barito Renewables Enaegy Tbk(BREN)の子会社Star Energy Geothermal(Wayang Windu)Limited(SEGWWL)より、ワヤン・ウインドゥ地熱発電所第3号機の建設プロジェクトを受注したと発表した。
TOYOの子会社IKPTは設計、調達、建設工事を一括で受注し、2026年の完工を予定。建設地は西ジャワ州。対象設備:地熱発電所(30MW)。

トヨタ, 岩谷産業 液体水素を車に充填 既存インフラで初実証

トヨタ自動車と岩谷産業は10月24日、岩谷産業が運営する愛知県刈谷市の水素ステーションで、水素を液体の状態で車に充填する国内初の実証実験を公開した。水素社会を見据え、既存のインフラで進める水素自動車普及策の一環。
既存の水素ステーションは、水素を気体の状態で充填することが前提。今回、専用設備を開発して液体でも充填できるようにした。水素の用量保管・輸送は気体→液体化が喫緊の課題だけに、既存のステーションでも液体水素を充填しやすくすることは即、水素エンジン車の普及につながるとみられる。