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船井電機 破産手続きへ 負債額461億円 遂に”退場”

AV機器メーカーの船井電機(本社:大阪府大東市)が10月24日、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが分かった。2024年3月末時点の負債総額は約461億円。
同社はOEM(相手先ブランドによる生産)による低価格帯の液晶テレビを武器に、北米で小売大手のウォルマートを通じてシェアを伸ばし市場を席巻、一時代を築いた。だが、近年は赤字が常態化していた。出版会社の傘下で経営再建を目指したが、買収した脱毛サロンチェーンを巡って信用不安が広がるなど”迷走”。経営再建の見通しが立たなくなり、市場からの退場となった。

ノーリツ 豪州で水素100%燃焼家庭用給湯器の実証実験

ノーリツ「(本社:神戸市)は10月22日、グループ会社のDux Manufacturing Ltd(所在地:オーストラリア、以下、Dux)が、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みをを加速させるため、西オーストラリアを中心としたエネルギーインフラ会社、ATCO Gas Australia Pty Ltd(以下、ATCO)と共同で、2024年12月から水素100%燃焼の家庭用給湯器の実証実験を開始すると発表した。
ノーリツ、Dux、ATCOの3社は協定書を締結。ノーリツが開発した水素100%燃焼の家庭用給湯器をATCOの水素住宅に導入し、2024年12月から約2年間、日常生活での稼働状況を検証する。Duxは実験中の機器メンテナンスを担う。

京都「鞍馬の火祭」勇壮な”炎の乱舞”が見物客を魅了

京都市左京区の鞍馬山中腹で10月22日、無数の松明(たいまつ)が夜空を焦がす「鞍馬の火祭」が営まれた。同祭は鞍馬寺の鎮守社・由岐神社の祭礼。平安時代中期、御所に祀られていた祭神を鞍馬に移す際、篝火(かがりび)を焚いて迎えたのが由来とされる。
この日は、氏子らの家々の軒先に松明が灯される中、締め込み姿の若者らが山門前に参集。長さ約3m、重さ100キロの大松明を一斉に担ぎ上げると、夜空に朱々と火の粉が舞い上がった。見物客らは、勇壮な炎の乱舞に見入っていた。

JAXA 米田・諏訪さん 宇宙飛行士に正式認定 基礎訓練修了

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10月22日、宇宙飛行士候補者の米田あゆさん(29)と諏訪理(まこと)さん(47)を正式に宇宙飛行士として認定したと発表した。1年を超える基礎訓練を修了し、21日付で認定された。2人は今後、米国に訓練の拠点を移し、実際の宇宙飛行に備えた訓練を続ける。

インドネシア新政権「8割が与党」”強権運営”懸念の声

インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領は10月21日、閣僚48人を指名して新政権を発足させた。2月に行われた大統領選後に進めた多数派工作で、国会(定数580)の議席の8割を占める巨大な連立与党となった。様々な思惑が絡んだ大々的な連立工作の結果だ。
こうした現状に地元メディアは危機感を示し、国民の間で早くも事実上”オール与党”を背景に、プラボウォ大統領は強権的な政策運営を行うのではないかとの懸念の声が出ている。

全高16.72mの巨大ガンダム 万博会場・夢洲に登場

2025年大阪・関西万博会場となる大阪・夢洲(所在地:大阪市此花区)に10月23日、全高16.72mの巨大ガンダム像が登場した。これは万博でバンダイナムコホールディングスが展示する実物大ガンダム像。同日、現場で頭部と胴体を結合する「上頭式(じょうとうしき)」が開かれ、迫力ある姿を披露した。
ガンダム像は、片膝を立てて右腕を高く上げるポーズで、「新たな宇宙時代を切り開くというメッセージを込めた」としている。このガンダム像の隣では、人気アニメ「機動戦士ガンダム」をテーマにしたパビリオンの建設が進められている。

米国防長官「露に北朝鮮軍の証拠」派遣 公式に認める

米国のオースティン国防長官は10月23日、訪問先のローマで記者団に、ロシア軍への北朝鮮部隊派遣について「ロシアに北朝鮮軍がいるという証拠がある」と明言した。
ただ、同氏は「北朝鮮軍が具体的に何をしているのかは、まだ分からない。解明する必要がある」と述べ、動きを注視する考えを示した。そのうえで「ロシアの代理として戦争に参加することであれば、非常に深刻な問題だ。欧州だけでなく、インド太平洋地域にも影響を及ぼすだろう」と警告した。
米政府はこれまで独自の分析が必要だとしてきたが、今回初めて公式に北朝鮮軍のロシア派遣を認めた。

13カ国の「パートナー国」新設 BRICS首脳宣言採択

BRICSはロシア・カザンで10月23日、首脳会議の全体会合を開いた。今回、加盟国の首脳らはBRICS内で13カ国が加盟する「パートナー国」の新設を確認した。また、首脳宣言「カザフ宣言」を採択し、BRICSを欧米諸国への「対抗軸」に位置付ける姿勢を明確に打ち出した。
ブラジルメディアによると、パートナー国の13カ国はトルコ、インドネシア、アルジェリア、ベラルーシ、キューバ、ボリビア、マレーシア、ウズベキスタン、カザフスタン、タイ、ベトナム、ナイジェリア、ウガンダだという。

24年4〜9月白物家電出荷額2.5%増 猛暑でエアコン好調

日本電機工業会(JEMA)のまとめによると、白物家電の2024年上半期(4〜9月)の出荷額は、前年同期比2.5%増の1兆3,439億円だった。上半期として2年ぶりのプラスとなった。最も寄与したのは猛暑の影響でエアコンだった。エアコンの出荷額は9.4%増の5,049億円、出荷台数は9.0%増の約560万台に上った。このほか、訪日客の増加に伴い、電気シェーバー、ヘアドライヤーなどの出荷額も伸びた。

東京「晴海フラッグ」タワマン最終抽選会 最高倍率241倍

東京オリンピック選手村を改修した東京・中央区の「晴海フラッグ」で2025年完成予定の、タワーマンションの購入者を決める最後の抽選会が10月21日、行われた。タワーマンション2棟のうち最終販売となる356部屋の抽選会が行われ、最も人気の部屋は過去の最高倍率に迫る241倍だった。
晴海フラッグの分譲マンションは今回ですべての販売が完了、最後の引き渡しは2025年10月下旬の予定という。