自民党と日本維新の会は12月15日、北陸新幹線の敦賀(福井県)ー新大阪(大阪市)間の延伸などを議論する与党整備委員会の初会合を開いた。整備委員会は与党プロジェクトチーム(PT)の傘下に置かれ、実質的な議論を行う場となる。
北陸新幹線の延伸を巡っては、2016年に政府、自民党および公明党の与党(当時)が小浜・京都ルートに決めた。しかし、維新はこのほかに小浜市と京都府亀岡市を通る「亀岡ルート」や、琵琶湖西岸を通る「湖西ルート」など計8ルートによる再検討を求めていた。今回9年ぶりに、この維新の求めを受け自民側が応じる考えを示したもの。
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前のめりの維新, 冷静自民 ちぐはぐさ露呈
自民党と日本維新の会による衆院議員定数削減法案は12月16日、今国会で審議入りできずに次期国会へ持ち越しとなった。自民・維新連立の今後を占う試金石と目されたが、連立の条件に掲げた法案だけに”熱い”維新と、冷静な自民、両党の姿勢は好対照だった。
ひたすら”前のめり”に、実現をはやる維新に対し、自民は先行法案の企業・団体献金の見直し協議との調整に追われるちぐはぐな展開が続き、時間切れとなった。その結果、発足2カ月足らずの連立政権は不安定さを露呈した。
これは、維新側が遠藤国会対策委員長(首相補佐官)以外に、国会運営を熟知した議員が少ないためだ。維新の吉村代表が野党の姿勢を批判し、早急な衆院議員削減法案の審議入りを促したが、流れは全く変わらなかった。自民幹部からは、衆院議員を10カ月経験しただけの吉村氏は黙っていた方がいいーーと冷ややかだったという。
こうした状況を見かねた高市首相は今国会の終盤、自民執行部に「維新の顔を立ててほしい」と要請。これを受け、鈴木幹事長が会期延長を示唆するなどして維新に配慮したものの、時すでに遅し、時間切れとなった。