2009年に始まった奈良・薬師寺の国宝・東塔(高さ約34m)の解体修理が完了し2月15日、竣工式が営まれた。東塔は約1300年前の創建当初から残る唯一の建物で、解体修理は約110年ぶり。式には僧侶や土木工事関係者ら約60人が出席し、花びらを模した紙片「散華」を撒いて完成を祝った。
今回の修理では、南海トラフ巨大地震などに備え、塔を貫く心柱(しんばしら)や塔の土台・基壇を補強した。2020年4月に落慶法要の予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。
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30年協働ロボット世界出荷台数10.23万台 金額2,230億円を予測
矢野経済研究所はこのほど、協働ロボットの世界市場を調査し、主要国の将来展望をまとめた。同ロボットの2019年の世界市場規模は、メーカー出荷台数ベースで2万8,969台、同出荷金額ベースで1,000億7,800万円と推計。しかし、米中貿易摩擦の長期化、コロナ禍などにより2020年の世界市場規模は、出荷台数で前年比87.9%の2万5,474台、出荷金額で同89.7%の898億1,300万円に減少する見込み。
将来の産業界を展望すると同ロボットの需要は大きく拡大する。多品種少量生産が求められる第4次産業革命の時代にはユーザー企業のニーズに柔軟に対応できる生産システムが必要となる。そこで求められるのが、産業用ロボットと相互補完的役割を果たす協働ロボットで、産業自動化には欠かせない。これにより、2030年には協働ロボットの世界市場は出荷台数で10万2,378台、出荷金額で2,230億8,200万円に拡大すると予測している。