大阪メトロは3月23日、大阪市内で4月1日から「オンデマンドバス」の運行エリアを北区と福島区に広げていくと発表した。同日、大阪市内で記念の式典が行われた。
オンデマンドバスは、決まった運行ルートがなく、利用者が乗りたい場所や時間をスマートフォンで指定することで、人工知能(AI)が自動でルートを設定するもので、大阪メトロが2021年から生野区と平野区で運行している。
オンデマンドバスを利用するには、まずおよそ300m間隔で設定されているバス停の中から、乗りたいバス停や時間をスマートフォンの専用アプリなどで選ぶ。すると、エリア内を走る最大8台のバスのルートをAIが自動で設定して利用客を迎えに行く仕組み。運賃は1回300円。運行時間は午前6時から午後11時まで。
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地価公示 商業地は大阪ミナミ下落率全国最大
国土交通省が2022年1月1日時点の土地の価格をまとめた地価公示によると、大阪・ミナミの商業地が全国で最も下落率が大きく、2年連続の下落となった。一方、住宅地はマンション需要の高まりなどから、2年ぶりに上昇に転じた。
大阪の商業地は平均マイナス0.2と、2021年に続いて下落した。大阪は新型コロナウイルスの感染拡大による訪日外国人客の激減・消失を受け、下落率の大きい全国10地点のうち8地点をミナミの商業地が占めた。全国で最も下落率が大きかった地点は、大阪市中央区道頓堀1丁目の老舗のふぐ料理店があった土地で、マイナス15.5%だった。
一方、住宅地は中心部のマンション用地の需要が高まったことなどから、全体の平均でプラス0.1%となり、2年ぶりに上昇に転じた。上昇率が最も高かったのは大阪市天王寺区上汐4丁目の6.6%で1㎡当たり85万5,000円だった。また、住宅地で最も価格が高かったのは福島区福島3丁目で1㎡当たり108万円だった。
大阪で3/23サクラ開花 平年より4日早く 近畿で最速
大阪府知事・市長がドバイ博訪問 閉幕式に参加
大阪市 中学生の9.2%が「ヤングケアラー」
大阪市の調査によると、中学生の全体の9.2%が家族の介護や家事などを担う、いわゆるヤングケアラーに該当し、学校生活や勉強に悩みを抱えていることが分かった。2011年11月から市立中学校の1年生から3年生を対象に調査を行い、全体のおよそ87%にあたる4万5,000人余りから回答を得た。
ケアをしている家族を複数回答で聞いたところ、弟や妹が36.8%と最も多く、祖母31.2%、祖父19%、母親13.9%などとなった。また、ヤングケアラーとみられる生徒は遅刻や欠席の回数が多い傾向にあり、友人関係や成績に関する悩みを抱えている割合が高いことが分かった。
いま必要としている支援について聞いたところ、半数余りが「勉強のサポート」と答え、次いで16%余りが「家族や自分のことを一緒に考えてくれる支援」と回答している。
関西の2月新築マンション販売 平均価格 過去最高
大阪府 オミクロン「BA.2」の検査体制強化
大阪府は、新型コロナウイルスのオミクロン株の1つで、現在主流のものよりさらに感染力が強いとされる「BA.2」について、より短期間で結果が分かる検査手法を近く導入することになった。これまでBA.2かどうか確定させるためにゲノム解析を行ってきたが、検査数がごくわずかに限られるうえ、結果が判明するまでに1週間以上かかるケースもあった。このため今後は比較的簡単な手法で別系統のウイルスかどうかを確認できるスクリーニング検査も導入する方針。これにより、BA.2の疑いがある検体をより短期間に数多く把握することができるという。同検査は、大阪健康安全基盤研究所や府内の医療機関などで順次始める予定。
BA.2は3月13日までに大阪府内で55人の感染が確認されている。今後、BA.2への置き換わりが進めば感染の再拡大につながることが懸念される。
大阪万博で「空飛ぶクルマ」8路線・1時間20便 初の実用化
JR西日本「うめきた」新駅で最新技術活用し実証実験
JR西日本(本社大阪市北区)は3月16日、大阪駅の北側の梅田貨物駅の跡地に開発が進められている「うめきた」エリアに、2023年春開業する新駅で顔認証システムで改札を通過できるようにするなど、最新技術を活用した実証実験を行っていくことを明らかにした。
同社では、この新駅を「JR WEST LABO」と位置付け、①顔認証システムを取り入れた自動改札の実験②AI(人工知能)を搭載したロボットが駅員に代わって案内役を務める③利用客が環境負荷を軽減するための取り組みを行った場合に、ポイントなどを付与するサービスも検討している。今後、この取り組みに参加する企業などのパートナーを募ることにしている。
新駅は2023年春に開業し、商業施設が入る駅ビルは2025年の大阪・関西万博の開幕に合わせて全面開業する予定。