大阪府は2022年度から、バス事業者に対し電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)の脱炭素バス購入費用の約3分の1を補助する。補助は2025年の大阪・関西万博への協力を条件とし、万博開催までに約100台を目標として導入を促す。府は2022年度当初予算案に5億300万円を盛り込む方針。万博を契機に温暖化ガスを2013年度比で40%削減する府の計画の実現を目指す。日本経済新聞が報じた
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大阪中之島美術館が開館 市の構想発表から約40年「公設民営」
大阪市が300億円余りかけて整備した新美術館「大阪中之島美術館」が2月2日、開館した。大阪市の構想発表から約40年経過。財政難などにより計画が停滞。3年前に着工し、「公設民営」の新たな運営方式でようやくオープンにこぎつけた。新型コロナウイルスの感染拡大防止などのため、当面はチケット購入時に入場日時を指定する予約優先制となる。
施設全体の延床面積は約2万㎡と関西最大級で、収蔵品は近現代中心に6,000点超。4、5階にある展示室では、開幕を飾るオープニング展として「超コレクション展」を3月21日まで開催、およそ30年をかけて収集した同館の収蔵品から代表作約400点を公開する。4月以降はコレクションの目玉の一つ、モディリアーニ展などが予定されている。
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21年関西の新築マンション発売24%増 価格上昇も契約率69.8%
不動産経済研究所のまとめによると、2021年の関西2府4県で発売された新築マンションの1戸当たりの平均価格は4,562万円で、バブル景気が終わった1991年以来の高値となった。ただ、売り出した月の契約率は69.8%にとどまり、業界で好不調の節目といわれる70%を12年ぶりに下回り、同研究所では「価格上昇により販売への影響が徐々に出始めている」と分析している。
2021年に関西で発売された新築マンションは2020年より24%余増えて1万8,951戸だった。最も高い物件は大阪市北区のマンションで、1戸当たり10億8,000万円だった。新築マンション発売が増えたことや値上がりしたことについて、人件費の上昇や資材の高騰に加えて、コロナ禍によるテレワークの定着などで、マンション需要が高まっていることが背景にあるとみられる。
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インテックス大阪の臨時医療施設 軽症・無症状者800床が稼働
大阪府が国際展示場「インテックス大阪」(所在地:大阪市住之江区)に設置した新型コロナウイルスの臨時医療施設「大阪コロナ大規模医療・療養センター」の運用が、1月31日始まった。同施設は2021年9月に開設したが、患者を受け入れるのは初めてとなる。原則として40歳未満の感染者が対象で、全1,000床のうち今回軽症・無症状者向けの800床が稼働する。
同施設には医師や看護師らが常駐し、シャワー室や洗濯機なども備えている。また、運営は産官学が連携して行う。全体の管理責任者は府職員で、大阪大病院が医療体制の指揮を執り、公募で選ばれた医療機器関連会社「グリーンホスピタルサプライ」(所在地:大阪府吹田市)など2社の共同企業体が食事提供や清掃、警備など運営の実務を担当する。今回稼働しない200床は中等症患者向けとなっている。
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大阪府 重症病床使用率40%で緊急事態宣言要請へ 吉村知事
猛威を振るうオミクロン株で感染拡大に歯止めがかからない中、大阪府の吉村知事は1月28日、府内の重症病床の使用率が40%に達した場合は、国に緊急事態宣言を出すよう要請する考えを示した。大阪府の重症病床の使用率は、別の病気が重いため重症病床に入院している人も含めると28日時点で16.5%となっている。吉村氏は「重症病床は命を守る最後の砦で、足りなくなるような事態には絶対なってはならない。そのリスクがある場合には、緊急事態宣言の要請もしなければならない」と述べた。
関西2府4県で28日に発表された新たな感染者は1万8,997人に上り、過去最多となった。大阪は1万13人と初めて1万人を超えたのをはじめ、兵庫が4,342人、京都が2,065人、奈良が1,004人、滋賀が978人、和歌山が595人となり、京都以外の府県は過去最多となった。重症者も増えており、大阪47人、奈良14人、兵庫12人、京都10人、和歌山2人、滋賀0人で、関西全体で合わせて85人となっている。