「アジア」カテゴリーアーカイブ

万博会場に「空飛ぶクルマ」離着陸場完成 オリックス整備

大阪・関西万博で、次世代の移動手段として期待される「空飛ぶクルマ」のデモ飛行に活用される離着陸場(所在地:大阪市此花区)が3月28日、万博の会場内外で完成した。この離着陸場はオリックスが整備した「エキスポ パーティポート」で、会場北西に位置する。空飛ぶクルマ2機分の駐機スペースを備え、敷地面積は約8,000㎡。機体を2機保管できる格納庫や、充電設備も設けられている。

空飛ぶクルマ デモ飛行 日航・住友商事断念 運航は3陣営に

日本航空と住友商事の陣営が、4月13日に開幕する大阪・関西万博で、次世代の移動手段「空飛ぶクルマ」のデモ飛行を断念することが分かった。万博協会など運営者側に伝えた。これにより、万博の乗客を乗せない、空飛ぶクルマのデモ飛行の運航事業者は、①ANAホールディングスと米ジョビー・アビエーション②丸紅③スカイドライブ(本社:愛知県豊田市)3陣営となる。
万博では当初、日航が運航事業者に選ばれたが、住友商事との合弁会社、ソラクル(所在地:東京)に昨年、権利が引き継がれた。機体は米アーチャー・アビエーション製とし、デモ運航を目指していた。

”万博の顔” 政府出展の「日本館」開館式 3エリアで構成

4月13日に開幕する大阪・関西万博で、政府が出展する「日本館」が完成し3月29日、完成者らが参加して開館式が行われた。”万博の顔”というべきパビリオンで、当然、出展パビリオンとしては最大。テーマは「循環」で、世界最大級の火星由来の隕石の「火星の石」が初めて一般公開される。
日本館は、外観に木板の壁が円環状に建物を取り囲むデザインを採用。館内は3エリアで構成。テーマの循環を念頭に、日本のものづくりなどを紹介する。出展・来場各国の賓客を迎える場にもなる。

”火星の石”国立極地研から万博「日本館」へ 常時展示

4月13日に開幕する大阪・関西万博で”火勢の石”として日本館で展示される隕石が3月26日、普段、保管されている東京都内の国立極地研究所の施設から、トラックに積み込まれ万博会場に向けて運び出された。
この隕石は2000年に日本の観測隊が南極で発見し、その後の分析で数万年前に火勢から地球に飛来したことが確認されたもの。重さは13kg、ラグビーボールほどの大きさで、火星由来の隕石としては堺最大級という。

大阪・吹田 阪大キャンパスに感染症研究拠点 国内最大規模

大阪府吹田市の阪大吹田キャンパスに3月24日、国内最大規模の新たな感染症研究拠点「大阪大学・日本財団 感染症センター」が完成し、記念式典が行われた。同センターは地上10階、地下1階建て。外観は通常のビルとは異なり、船のようなデザインで、建築家の安藤忠雄さんが監修した。
式典で西尾章治郎総長は「世界中から研究者が集い、国際的にリードする拠点にしたい」と述べた。センターには最先端の機器を導入し、新たな感染症の拡大に備えて治療薬やワクチン開発に向けた体制を整備する。様々な機器を揃えた7階の「共用実験室」は、阪大内外の研究者や企業が利用可能で、細胞の感染後の変化などを迅速に解析できる。

大阪府議会がATMで高齢者の携帯電話の通話禁止条例

特殊詐欺を防止するため、65歳以上の高齢者が携帯電話で通話しながらATM(現金自動預け払い機)を操作することを禁止する規定などを盛り込んだ改正条例が3月24日、大阪府議会で成立した。8月1日から段階的に施行される。
改正条例では不眠だけでなく、金融機関などのATMを設置する事業者にも「注意喚起のポスター掲示などの対応を義務付けている。府によると、こうした措置を義務化するのは全国で初めて。

岩谷産業 国内初の水素旅客船「まほろば」披露式典

岩谷産業は3月21日、大阪市此花区で大阪・関西万博の会期中に運航する水素燃料電池船「まほろば」の披露式典を開いた。船は会期中、大阪d市中心部の中之島から、ユニバーサルシティポート(大阪市此花区)を経由し、万博会場の夢洲(同)まで約1時間で運航する。水素タンクを備え、酸素と化学反応させることで発電して動く。航行中に二酸化炭素(CO2)を排出しない国内初の旅客船。

万博で盆踊り4,000人参加募る 7月にギネスに挑戦

大阪府と大阪市は3月19日、4月13日に開幕する大阪・関西万博で4,000人規模で踊る盆踊りへの参加者の募集をはじめた。参加無料で4月18日目で募集する。
盆踊りは、大阪の伝統文化を紹介する「大阪ウィーク」期間中の7月26日に、屋外ステージ「EXPOアリーナ」で行う。万博の公式テーマソングに合わせて、50カ国以上の来場者が”輪”になって踊る。
事前の練習会に3回以上参加できる小学5年以上の個人や少人数の「一般参加」と、50人以上の舞踊やダンスのグループの「団体参加」」で、それぞれ2,000人ずつ募集する。希望者が多い場合は抽選などを行い、4月下旬までに通知する。

淀川大堰閘門が完成 大阪湾と京都の水上ルート復活

国が総事業費186億円を投じ進めていた、淀川の河口に船の往来を可能にする「淀川大堰閘門」(よどがわおおぜきこうもん)が完成し3月16日、大阪湾と京都が水上ルートでつながった。船のエレベーターともいうべき淀川大堰閘門は、淀川と京都の水上ルートを船舶が」通過する際、1m余り、最大約3mある水面の高低差を調節し、つなげるもの。同日は水面の高低差が同じになるのを待って、大型観光線が初めて通過していった。
淀川は、古くは大阪湾と京都を結ぶ水上ルートとして利用されてきたが、災害等の治水対策面から淀川の河口部に「淀川大堰」ができたことで船は利用できなくなっていた。今回、この淀川大堰閘門ができたことで、万博の期間中は会場の夢洲と京都・伏見を結ぶ観光船の運航も検討されている。

万博期間中2倍 大阪メトロ中央線 朝夕2分半間隔で運行

大阪メトロが4月2日に実施する中央線(夢洲ー長田駅間)のダイヤ改正の詳細が判明した。4月13日の大阪・関西万博に合わせて行うもので、運行本数を現行から2倍以上に増やし、平日と土日・休日に分かれている運行ダイヤを1本化。万博用の統一ダイヤとして運用する。
朝夕など混雑が予想される時間帯は2分半間隔の運行を実現する。具体的には万博会場の開場(午前9時)と朝の通勤・通学時間が重ねる午前8〜11時台と、帰宅時間帯の午後4〜10時台(上りは午後9時台まで)。この時間帯は1時間で24本もの列車が走る。