「アジア」カテゴリーアーカイブ

「大阪・関西万博」開催1,000日前に府内でイベント

大阪府と大阪市は、3年後の大阪・関西万博に向けた機運を高めていくためのアクションプランをまとめた。開催1,000日前となる今年7月に、府内で人々の記憶に残るようなインパクトのあるイベントを開催したり、市町村と連携しながら、府内各地に万博のロゴマークを施したマンホールを設置していく。
大阪府が2021年9月に実施したアンケート調査では、府内に住む人で「万博に行きたい」と回答したのはおよそ58%、府外の人では30%ほどにとどまっており、気運の醸成が課題となっている」。

「夢洲駅」デザイン決定「オールジェンダー」トイレ

大阪市が出資する第三セクター、大阪港トランスポートシステム(OTS)はこのほど、2025年大阪・関西万博の玄関口となる大阪メトロ中央線延伸部の新駅「夢洲(ゆめしま)駅(仮称)」の基本デザインを発表した。
新駅のホームやコンコース、改札前広場でリサイクル可能なアルミのパネルを使用した、折り紙風の天井、神社の鳥居をイメージした照明で、日本の伝統文化や技術をアピールするものとなっている。
トイレは男性用、女性用、車いす使用者優先用、性別を意識せずに使える個室のみの「オールジェンダートイレ」を整備する。
このほか、コンコースの一部の壁には縦3m、横60mの大型のサイネージ(電子看板)を設置。四季や大阪の歴史をテーマにしたデジタルアート映像などの放映を検討している。

関西の百貨店各社 客足戻り4月売り上げ大幅増

関西百貨店各社の4月の売り上げは、新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向となり、消費者の外出意欲が高まり客足が戻ったことで、前年同月比で大幅に増加した。
阪神梅田本店は4月6日に全館がオープンし、売り場面積がリニューアル工事をしていた前年より増えたうえに、食品フロアの洋菓子や総菜の販売が好調だったことから前年同月比143.6%の増となった。阪急うめだ本店は阪急メンズ大阪との合計で56.3%増加した。
このほか、大丸梅田店は43.9%、高島屋大阪店は40.8%、あべのハルカス近鉄本店は34.6%それぞれ増加した。
ただ、大型連休後に再び、コロナの感染者が拡大して、消費に影響が出ないか注視している。

なにわの通天閣に斜度30度の滑り台完成 5/9開業

大阪市浪速区の通天閣に、全長60mの滑り台「タワースライダー」が完成し、報道関係者に公開された。5月9日に開業する。
タワースライダーは、地上22mにある通天閣3階から、通天閣に隣接するエレベーター塔にらせん状に巻き付くように造られている。地下1階まで約10秒で滑り降りる体験型アトラクション。斜度は約30度あり、飛び出し防止のためにチューブ型となっており、チューブの一部が透明になっているため、外の景色を見ることもできる。料金は1回1,000円。

3月関西空港から入国の外国人 前月比約3倍 水際緩和で

大阪出入国在留管理局関西空港支局によると、3月に関西空港から入国した外国人は2月から3倍近く増えて1万284人(速報値)となり、3月に新型コロナの水際対策が緩和された影響が色濃く表れた形となった、2021年1年間は、毎月3,000人前後の入国にとどまっていた。
関西空港を運営する関西エアポートによると、関西空港での国際線旅客便の発着回数は、3月648回となり、2月よりおよそ30%増えたという。
ただ、コロナ感染拡大前に比べると、いぜんとして5%程度にとどまっていて、観光客の受け入れが再開されるまでは、入国者は微増の傾向が続くとみている。

JR赤字路線の存続へ県・自治体・JRで協議の場 兵庫

兵庫県の斎藤知事は4月26日、JR西日本が赤字の地方路線の線区ごとの収支を公表したことを受け、県と沿線の自治体、JRによる協議の場をつくり、路線の存続に向けた議論を行う考えを明らかにした。JR西日本と県や沿線自治体が協議する場と、山陰線、加古川線、姫新線、播但線の4路線ごとの部会をつくる考え。
JR西日本は赤字路線についてバス路線への転換なども含め議論を進めたい考えを示している。

近畿3月の有効求人倍率1.06倍で横ばい 求人持ち直す

大阪労働局のまとめによると、近畿2府4県の3月の有効求人倍率は1.06倍で前月の横ばいとなった。製造業を中心に企業からの求人は持ち直しつつあるが、コロナ禍で失職したり、収入が減少している求職者がいぜんとして多いという。
府県別にみると、奈良県が1.36倍(+0.03)、和歌山県と滋賀県がいずれも1.23倍(和歌山+0.01、滋賀+0.04)、京都府が1.10倍(±0)、兵庫県が1.08倍(±0)、大阪府が0.97倍(±0)だった。
また、2021年度1年間の近畿の有効求人倍率は1.03倍で前年度の横ばいだった。

関西広域連合 大型連休中のワクチン接種,感染対策を

関西圏の自治体でつくる関西広域連合は4月28日、大阪市北区で新型コロナウイルス対策本部会議を開き、大型連休中の基本的な感染対策の徹底や、積極的なワクチン接種を呼び掛けることを決めた。
同会議には各府県の知事らが出席した。はじめに現在の感染状況について、若い世代を中心に新規感染者数が高止まりの傾向にあることが報告された。このため、感染の再拡大防ぐため、とくに接種率の低い若い世代に積極的なワクチン接種を呼び掛けることも決めた。

大阪 阪堺電車の日本最古の車両 大型連休に運行

大阪市南部と堺市を結ぶ路面電車「阪堺電車」の日本最古の車両「モ161号」が、4月29日から5月5日まで、通常の営業運転の車両として走る。
モ161号は94年前の昭和3年に製造された車両で2021年、クラウドファンディングを実施し、目標額の2倍近いおよそ1,400万円が集まり、大規模修繕が行われた。乗降口のドアを昭和3年の製造時と同様に、国産のケヤキでつくられたものに取り替えたほか、外装を塗り直した。29日から阪堺線と上町線の両方を走り、運転ダイヤはに日によって変わる。

京・阪・奈結ぶ近鉄の観光特急「あおによし」運行開始

奈良、大阪、京都を結ぶ近鉄の新たな観光特急「あおによし」の運行が4月29日から始まり、記念セレモニーが近鉄奈良駅で行われた。雅楽が演奏され、天平時代の衣装に身を包んだ人たちなどが出迎える中、大阪難波駅を出発した第1便が午前10時すぎに到着した。
奈良の枕ことばにちなんで名付けられた「あおによし」は2021年2月に引退した特急の車両を改造したもので、4両編成の列車にゆったりと寛(くつ)げるように84の座席が配置されている。車内の壁や天井などに、天平文様があしらわれるなど、奈良を感じさせるデザインが特徴。
「あおによし」は奈良、大阪、京都の間で1日6便運行されるが、近鉄によると5月5日まで全列車の座席が予約で満席だという。