大阪メトロが12月2日発表した4~9月決算は、売り上げにあたる営業収益が前年同期と比べて5.3%増え665億円、最終的な損益は前年同期の35億円の赤字から7億5,000万円の黒字となった。これは地下鉄の利用客が前年同期比7.5%増となったこと、働き方改革を進めて残業を減らすなどした結果、固定費を22億円削減したため。
また、大阪メトロでは2021年10月から2022年3月までの半年間の利用客数は、感染拡大前の2019年の同期と比べて85%程度まで回復するとして、今年度1年間の決算では最終損益が36億円の黒字になるとの見通しを示した。ただ、オミクロン株が広がりを見せていることで、この感染動向が今後の経営に大きな影響を与えるとみられる。河井英明社長は、感染状況によって業績が下振れしても、固定費などの削減によってその影響を吸収して、黒字化を達成したいとしている。
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大阪「鴻池組旧本店」洋館・和館など5件が国の有形文化財に
国の文化審議会はこのほど、大阪府内の建造物5件を国の有形文化財に登録するよう答申した。大阪市此花区の明治43年に建てられた「鴻池組旧本店」の洋館と和館、高槻市で現在、レストランなどに使われている「旧京都大学高槻農場」など合わせて4件の建物と、柏原市にある安田家住宅母屋も新たに登録されることになった。
鴻池組旧本店の洋館の外壁は、白いモルタルに赤いレンガでラインを巡らせたモダンなデザインが特徴。玄関ホールにはクジャクやバラをモチーフにしたステンドグラス、応接室の暖炉や棚には当時流行していたアール・ヌーボーの装飾が施されている。また、和館は屋根が瓦葺きで軒下は漆喰(しっくい)が塗り込められ、重厚な町家のつくりとなっている。
関西10月アルバイト時給 平均1,080円,飲食業で平均1,022円
リクルートの調べによると、10月に関西でアルバイトやパートを募集する際の平均時給は、平均で1,080円で前年同月を14円上回った。これは10月、大阪などで緊急事態宣言が解除され行動制限が解除され、飲食店への営業時間の短縮要請が解除されたことに加え、最低賃金が引き上げられたことが影響したとみられる。
業種別では「製造・物流・製造系」が1,067円(前年同月比15円高)、飲食業の「フード系」が1,022円(同125円高)で、いずれもデータを取り始めた2006年1月以来、過去最高となった。
府県別では大阪府が1,114円(同7円高)、滋賀県が1,047円(同36円高)、京都府が1,039円(同12円高)、兵庫県が1,026円(同15円高)、奈良県が967円(同37円高)、和歌山県が951円(同17円高)といずれの府県も前年同月を上回った。