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経済的威圧で緊張を高めているのは中国

日本政府や経済界は日中友好が大事で、対中関係の安定を望んでいる。ところが、台湾有事を巡る高市首相の昨年11月の国会答弁を機に暗転、中国側は一気に反日に転じ、順次、攻勢を強めている。今回、レアアースの関連製品の禁輸に踏み込んだようだ。
自分たちの意に沿わない相手に対し、一方的に威圧を強め、譲歩を迫る中国の常套手段だ。とはいえ、経済を武器に使った不当な措置は断じて容認できない。
高市首相の国会答弁を受け、”大過剰”反応、これを悪用し、中国商務省は禁輸の理由について、日本の指導者が公然と台湾海峡への武力介入の可能性を暗示したとする談話を発表。日中関係を悪化させている責任は、高市首相=日本にあると印象付けようとしているのだ。
また中国には、日本が太平洋戦争を想起させる形で、実態とは全く異なる、軍事力を強化していると、国際社会に訴える意図がうかがわれる。そうした悪質な戦略に沿って、日本を貶(おとし)めるための宣伝戦のレベルを着実に引き上げつつあるといえる。
台湾を包囲する形で大規模な演習を繰り返す中国軍の行動は、まさに”力による現状変更”を迫るものだ。日本に対する威圧もその延長線上にあるといっていい。地域の緊張を高めているのは中国自身ではないか。
中国政府はかねて自由貿易体制を擁護すると強調している。ところが、実際には政治的な意図から対日貿易を制限する暴挙に出ている。こうした対応は中国の国際的な信用を損ねるだけだ。

競技かるた 名人返り咲き, クイーン初防衛

滋賀県大津市の近江神宮で1月11日、小倉百人一首競技かるたの日本一を決める第72期名人位と第70期クイーン位決定戦(全日本かるた協会主催)が行われた。男性の名人位は横浜市の自営業、川瀬将義さん(31)が2年ぶりに返り咲き、女性のクイーン位は、東京都の慶応大1年、矢島聖蘭さん(19)が初防衛に成功した。
川瀬さんは通算4回目の名人位で、今後について「永世名人を目指す」と語った。永世名人は通算7回優勝、もしくは5連覇で得られる。また、今回3連勝で初防衛に成功した矢島さんは「かっこいいクイーンで居続けたい」と話していた。

ホンダ ベトナムで6月に新型電動二輪

ホンダは1月10日、”二輪大国”ベトナムで6月に新型電動二輪「UC3」を発売すると発表した。これはベトナム政府が7月以降、首都ハノイ中心部でガソリン二輪の走行を段階的に禁止する方針を受けたもの。ホンダはベトナム二輪市場で8割のシェアを持ち、電動二輪の品揃えを拡充しシェア維持を狙う。
UC3は1回の充電で約120km走り、走行性能は排気量110ccのガソリン車の二輪に相当するという。価格は未定。

フランス 15歳未満のSNS「禁止」法案検討 

フランス紙フィガロによると、フランス政府は、15歳未満のSNS利用を禁止する法案を1月中に国民議会に提出することを検討している。法案では、これまで中学校までが対象だったスマートフォンの持ち込み禁止を高校に拡大することも盛り込み、新学期が始まる9月に合わせて施行を目指す。
これは、子供の精神状態に悪影響を及ぼすなどSNSの弊害が指摘されているためだ。若者に人気の動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」について、「精神的に未熟な若者を、自殺や自傷行為、摂食障害など有害な内容の動画にさらすサービス設計になっている」と危険性を指摘している。

イオン クスリのアオキHDとの提携解消

イオンは1月9日、クスリのアオキホールディングス(HD)との資本業務提携を解消したと発表した。アオキがイオンの持分法適用会社になることを嫌い、イオンにアオキ株売却を求め、経営の考えが相容れないためとしている。
イオンは2003年にアオキと資本業務提携を結んだ。2025年11月時点でアオキ株を10.2%保有、岡田元也会長が社外取締役を務めている。これに、イオンが連結子会社化するツルハHDの保有分(5.1%)を含めると、イオングループのアオキに対する議決権比率は約15%に上昇する。

拘禁刑 受刑者1,439人 ”高齢””障害”処遇1割超

法務省は1月9日、制度導入から半年間で拘禁刑の受刑者が2025年12月10日時点で1,439人に上ったと発表した。拘禁刑の受刑者数が明らかになるのは初めて。
また、懲役・禁錮の受刑者を含む受刑者3万2,302人のうち、特徴的な6区分が計4,408人(13.6%)を占めた。内訳は、「高齢福祉」が1,757人、知的・発達障害や精神障害に応じた2区分の「福祉的支援」が1,878人など。導入に伴って新設された「高齢」や「障害」などの特徴がある受刑者向け処遇の対象者が全体の1割超を占めることも判明した。

トランプ政権 グリーンランド住民へ一時金案

デンマーク自治領グリーンランドの領有を目指す米国のトランプ政権が、住民1人当たり最大10万ドル(約1,560万円)の一時金を支給する案を検討しているもようだ。ロイター通信が1月8日、複数の関係者の話として伝えた。
報道によると、想定されている金額は1万〜10万ドル。グリーンランドの住民は約5万7,000人で、実現した場合は最大で57億ドル(約8,937億円)に上る。

米最高裁「相互関税」訴訟判断持ち越し

米連邦最高裁は1月9日、公表が取り沙汰されていたトランプ政権の「相互関税」に関する訴訟について、判断を示さず、14日以降に持ち越した。
同訴訟は一審、二審とも「大統領の権限を逸脱している」として、相互関税は違法で無効と判断した。最高裁で違法と判断されれば関税措置は無効となり、約21兆円もの巨額の返還を迫られることになり、まさにトランプ政権の命運がかかっている。
係争中の関税訴訟は、国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく関税措置の合法性を審理。相互関税のほか、合成麻薬「フェンタニル」の米国流入を理由としたメキシコ、カナダ、中国への関税が対象。
最高裁は事前にどの訴訟の判断を示すか明らかにしていない。最高裁が次に審理済みの訴訟について判断を示す可能性があるとしているのは14日で、関税訴訟の判断は同日以降となる。

8世紀 長岡京 南北55m建物跡 京都・向日

京都府埋蔵文化財調査研究センターは1月8日、京都府向日市の長岡京(784〜794年)跡で、南北55.6mの大型建物跡が見つかったと発表した。都の中心、長岡宮内で確認された建物のうち最も長大で、都を造営した桓武天皇が政務を行った大極殿などを見下ろせる丘陵上にある。専門家は「天皇が利用した宮殿や役所だった可能性がある」としている。
建物跡は、宮の西端付近にあり、地面の穴に柱を立てる掘っ立て柱構造。柱穴は1辺1.3〜1.8mの方形で、天皇の住まいの内裏正殿などと同規模だった。穴の深さは1.25〜1.9mほどで、内裏正殿より深く、背の高い建物だったと推測される。
南北に長い建物では、平城京(奈良)の離宮「西池宮」跡で約86mの建物跡が見つかっているが、礎石の上に柱を立てる構造だった。柱穴の規模は今回見つかった長岡宮の建物の方が大きい。

厚労省 日本兵のテニアン島集団埋葬地発見

厚生労働省による調査で、太平洋戦争の激戦地となった北マリアナ諸島・テニアン島で、米軍が日本兵らの遺体を埋めた集団埋葬地が見つかった。米側の資料には140人を埋葬したと記録され、厚労省はすでに86柱を収容した。同島での集団埋葬地の発見は初めて。
米資料には近くに別の300人規模の埋葬地があるとも記されている。テニアン島での戦没者は1万5,500人で、未収容遺骨は4,970柱に上るとされる。