中東情勢がいぜんとして緊迫化する中にあっても、イスラム教最大の聖地、サウジアラビア・メッカへの大巡礼(ハッジ)が5月26日、クライマックスを迎えた。サウジアラビア当局によると、世界各地から集まった巡礼者はこの日、前年より多い約170万人がハッジに参加。預言者ムハンマドが最後の説教をしたとされるアラファト山で祈りを捧げた。
2024年のハッジでは、気温が50度を超え、約1,300人が猛暑による熱中症などで死亡している。
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日米豪印「クアッド」外相, エネルギーで連携
日本、米国、オーストラリア、インドは5月26日、4カ国の枠組み「Quad(クアッド)」の外相会合を、インドの首都・ニューデリーで開催した。
会合の冒頭、インドのジャイシャンカル外相は「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)のための戦略的プラットフォームとしてのクアッドの役割を強化する」と意義を強調した。日本から茂木外相、米国からルビオ国務長官、オーストラリアのウォン外相が出席した。
会合では、対中国を念頭に重要鉱物やエネルギーなど経済安全保障面で連携強化を確認した。また、中東情勢に関し、ホルムズ海峡における自由で安全な航行の確保に向けた外交努力についても認識を共有した。
クアッド外相会合の開催は2025年7月以来、10カ月ぶり。この間、米印関係の悪化で首脳会合を開けなかった。今回、中国との緊張関係を管理しながら、覇権争いで優位に立ちたい米国と、インド太平洋地域の安全保障で米国を繋ぎ止めたい日豪印の思惑が一致した。
「国家情報会議」設置法成立, スパイ防止法論議へ
インテリジェンス(情報収集・分析)の司令塔機能を担う「国家情報会議」設置法案は5月27日、参院本会議で自民党、日本維新の会などの賛成多数で可決、成立した。
これを受け、政府は7月にも事務局となる国家情報局を立ち上げる見通しで、さらなるインテリジェンス改革に向け、外国勢力による諜報活動などを取り締まる「スパイ防止関連法」や、独立した諜報機関「対外情報庁(仮称)」の創設に向けた論議を本格化させる方針。
国家情報会議は、首相をトップとする閣僚級の会議体。警察庁、外務省、防衛省、公安調査庁など既存の情報組織の”縦割り”を排し、政府全体の情報を集約・分析する機能を強化する。事務局として内閣官房の内閣情報調査室を「国家情報局」に格上げし、総合調整機能を付与する。