国土交通省が3月18日発表した2025年の公示価格(1月1日時点)は、全用途の全国平均が前年比2.7%上昇した。4年連続の上昇で、伸び率も前年の2.3%から拡大し、バブル後の1992年以降で最高となった。
全国の調査地点のうち67.6%で上昇した。用途別では商業地が3.9%、住宅地が2.1%上昇した。いずれも4年連続のプラスで上昇率も拡大した。地域別では東京、大阪、名古屋の3大都市圏の全用途平均が4.3%上昇した。地方圏の上昇率は1.3%だった。
全国の最高価格は19年連続で東京都中央区の山野楽器銀座本店で、1㎡あたり6,050万円。大阪圏の最高価格は大阪市北区のグランフロント大阪南館の2,430万円だった。外国人スキー客に人気の長野県白馬村、浅草のある東京都台東区など観光地の上昇率が高かった。一方、能登半島地震の影響で、石川県の被災地域が全国の下落率上位を占めた。
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水素ビジネスに逆風 米トランプ政権の政策が”障害”に
環境に配慮して製造される「クリーン水素」事業から企業が撤退する動きがオーストラリアや欧州で広がっている。これは「パリ協定」から離脱を表明し、いわば世界の”脱炭素”の取り組みに背を向けた形のトランプ米政権が、米国産の液化天然ガス(LNG)の増産、輸出拡大を目指していることで、水素の需要が見通しにくくなったためだ。
燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しない水素は、脱炭素の切り札として期待されてきたが、LNGよりは割高となる供給コストが高い現状も加わって逆風が吹いている。
オーストラリア・クインズランド州の電力公社が丸紅などとともに進める「グリーン水素」プロジェクト。同州は2月、公社側が求めた10億ドル(約940億円)以上の追加出資を拒否した。この支援打ち切りの理由について同州のエネルギー相は「水素への投資は、住民に手頃な価格で持続可能な電力を供給する期待に沿わない」と述べている。このプロジェクトに関わるはずだった関西電力もすでに撤退を決めている。
欧州でも水素離れの動きが相次いでいる。フィンランドのエネルギー大手ネステや、スペインの石油大手レプソルが事業計画の凍結・撤退を決めている。
事業環境が大きく変わる中、今後、日本の水素戦略の見直しを迫られる可能性も出てきそうだ。
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いしだあゆみさん死去 76歳「ブルー・ライト・ヨコハマ」
「ブルー・ライト・ヨコハマ」のヒットで知られる歌手で俳優の、いしだあゆみ(本名・石田良子=いしだよしこ)さんが3月11日、甲状腺機能低下症で亡くなったことが分かった。76歳だった。告別式は近親者で執り行った。
大阪府池田市出身。中学生に時に芸能界入りし、上京後、1964年のテレビドラマ「七人の孫」で人気を得た。歌手としては1968年発売の「ブルー・ライト・ヨコハマ」で一躍スターになった。NHK紅白歌合戦には10回出場した。俳優としては映画「青春の門 自立偏」、「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」のマドンナ役。「火宅の人」では無頼な作家の気丈な妻を好演。1987年の日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受けた。テレビドラマでは「北の国から」や「金曜日の妻たちへ」などの名作ドラマに出演。2021年に旭日小綬章を受章している。