ヤンマーホールディングス(HD)(本社:大阪市北区)は6月26日、独自の水質浄化技術を活用し、完全閉鎖循環式の陸上養殖事業を進めるアクアステージ(本社:滋賀県草津市)と資本業務提携したと発表した。この陸上養殖事業の展開を通じて、地域産品のブランド化や安心安全な水産物の価値向上を目指す。
アクアステージは、世界初となるシロサケの陸上養殖はじめ、トラフグ、ビワマス、エビ、ヒラメなどを滋賀県など内陸地で養殖生産している企業。
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北大 白亜紀後期 海の主役はアンモナイトではなく「イカ」
北海道大学の伊庭靖弘准教授らのチームは6月26日付の科学誌サイエンスに、1億〜7,000万年前の白亜紀後期の海の主役は「イカ」だったとする研究成果を発表した。これまで白亜紀後期の海は、アンモナイトや魚が主役だと考えられてきた。しかし同チームによると、イカが殻や骨を持たないため、化石として見つかりにくかったためだという。
チームは岩石を100分の1ミリという薄さに削りながら撮影を繰り返し、内部の化石を小さなものまですべてデジタルで立体的に再現する技術を開発。北海道各地の白亜紀の化石から、イカの”くちばし”という硬い組織の化石を約260個特定した。大きさは平均で約4ミリだった。
見つかったくちばしの形からイカはおよそ40種に分類。年代の異なる岩石の観察から、イカは1億年前ごろ現われ、600万年ほどの間に急速に多様化した推定された。その結果、イカの個体数は、繁栄を誇ったアンモナイトを上回るほどいたとみられる。
イカの発達の歴史(変遷)についてチームは、イカは同じ頭足類のアンモナイトが持つような殻を捨てた代わりに、えさを取るのに有利な高い遊泳能力を獲得し、機敏に動き回るための知能を発達させたと考えられるとしている。
リチウムイオン電池 発火事故相次ぐ,自治体に適切な処分を
総務省の調査によると、モバイルバッテリーやスマートフォンなど充電できる製品に広く使われているリチウムイオン電池を、家庭から回収した自治体の半数近くが処分事業者が見当たらないなどの事情で、焼却や埋め立て処理もしくはそのまま保管されていることが分かった。これらが今、発火事故や火災を引き起こすケースが相次いでいる。
このため、総務省は経済産業省と環境省に対し、製品メーカーなどに自主回収対象の品目を追加するよう求めることや、全国の市区町村に適切な回収・処分を推進するよう通知を出した。
総務省はリチウムイオン電池を使った製品の回収を巡る実態を把握するため、2024年5月から7月にかけて全国50の市を対象に実地調査を実施した。
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北海道大構内に世界一危険な猛毒植物「バイカルハナウド」
札幌市中心部の北海道大学構内に世界で最も危険な植物の一つとして知られる「ジャイアント・ホグウィード(和名バイカルハナウド)」とみられるセリ科の植物が自生しているのが見つかった。外部から10株以上自生しているとの情報が6月24日寄せられ、大学側が専門家に調査を依頼し、分かった。
環境省によると、バイカルハナウドは国内では未確認の毒性植物で、どのような経緯でいつごろから、キャンパス内に自生しているのか全く分からという。
バイカルハナウドの樹液に触れると、深刻な皮膚炎を引き起こす恐れがあるという。間違って触れたら、すぐ水で擦らずにきれいに洗い流し、布などで覆っておくことが療法だ。樹液に触れたまま放置し、日光に当てると、焼けただれような状態になる。要注意だ。