東京都足立区は4月から、デマンドタクシーを本格的に運行させることになった。地域住民の公共交通手段としてデマンドタクシーを運行するのは東京23区で初めて。
足立区は23区で最も高齢化率が高く、人口減少や運転手不足でこれまでのすべてのバス路線を維持することが難しくなっていることから、区は昨年、西部の入谷地区と鹿浜地区でデマンドタクシーの実証実験を進めていた。
デマンドタクシーは、事前に電話予約すると自宅と病院や駅など30カ所の乗降地点の間で利用できる。料金の一部は区が補助し、利用者は距離に応じて500円か1,000円を支払う。
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フェブラリーS コスタノヴァが初V 女性初JRA平地G1制覇
JRA(日本中央競馬会)今年最初のG1レース、第42回フェブラリーステークス(1600m、ダート、16頭出走)が2月23日、東京・府中市の東京競馬場で行われた。2番人気に支持されたコスタノヴァ(レイチェル・キング騎乗)が1分35秒5で優勝し、1着賞金1億2,000万円を獲得した。キング騎手はこのレース初勝利で、女性騎手でJRA平地G1初制覇の快挙となった。木村哲也調教師はJRAのダートG1初勝利。
コスタノヴァは好位につけてレースを進め、やや早いラスト約300mで先頭にたち、ゴールまで押し切った。5番人気のサンライズジパングが3/4馬身差の2着、一番人気に推されていたミッキーファイトがさらに1馬身1/4差の3着だった。
維新兵庫県議の意識の低さ露呈 問われる維新の党体質
日本維新の会の兵庫県議会議員、岸口実、増山誠、白井孝明の3氏が2月23日、昨年の兵庫県知事選挙の期間中、政治団体代表の立花孝志氏に真偽不明の文書や、非公開の百条委員会の音声を提供していた問題で、記者会見し経緯を説明するとともに、釈明した。
問題は山ほどある。①そもそも、この3氏、立花氏がどのような人物か、その履歴や言動を知らないわけがない。そんな人物と接触することすら誤解を招く可能性があると考えなかったのか?②そんな人物に文書や音声データを提供したらどのような使い方をされるか、分からない?③そのことでどのような問題が起こるか?ーーといった点について考えなかったのかーーだ。
これらのことは明白な有権者への裏切りであり、単なる処分で済ませられる問題ではない。日本維新の会の兵庫県議の意識レベルはこの程度なのか?と思われても仕方がない。今回の県議のしでかしたことは、それほどの深刻な問題だ。
したがって、今回の問題をどう決着させるのかは党「日本維新の会」に投げかけられた宿題だ。除名、議員辞職勧告だけでなく、維新の兵庫県議会幹部の刷新まで含めた検討が求められるのではないか。大阪に次ぐ維新の地盤であるはずの足元で、きちんとしたルール・規律の徹底なくしては、”凋落”維新に歯止めはかからない。
水尻監督アニメ『普通の生活』銀熊賞 ベルリン国際映画祭
カンヌ、ベネチアと並ぶ世界3大映画祭の一つ、今年で75回目を迎えたベルリン国際映画祭の授賞式が2月22日行われた。短編映画の部門で日本の水尻自子(みずしりよりこ)監督のアニメ作品『普通の生活』が、銀熊賞を受賞した。銀熊賞は、最高賞の金熊賞に次ぐ賞。
普通の生活、繰り返される日常は決して同じものではなく、変化していることを繊細な色彩とタッチで表現した作品。水尻監督は、授賞式に寄せたビデオメッセージで「明確な物語やせりふもない、感覚的な作品でこのような賞を頂けたことは本当に光栄に思っています」と喜びを語っている。
長編部門のコンペティション部門では、ノルウェーのダーグ・ヨハン・ハウゲルード監督の作品『Dreams』が金熊賞に選ばれた」。
フォーエバーヤング サウジカップ制覇 世界最高15億円獲得
海外競馬の世界最高賞金レース、G1・サウジカップ(ダート1800m)が2月22日(日本時間23日)、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた。日本から参戦したフォーエバーヤング(牡4、坂井瑠星騎乗、矢作芳人厩舎)が、香港競馬の王者、ロマンチックウォリアー(せん馬6)との叩き合いを制し、海外G1初勝利を挙げた。世界最高の1着賞金1,000万ドル(約15億5,000万円)を獲得した。坂井騎手は初の海外G1タイトル。矢作調教師は2023年のパンサラッサ以来となる同レース2勝目。
大外枠のフォーエバーヤングは、早めに3番手につけレースを進めた。4コーナーでロマンチックウォリアーが大外から一気のまくりで先頭に躍り出る。これを、追い出しを遅らせたフォーエバーヤングが追撃。壮絶な叩き合いの末、ゴール前、わずかにフォーエバーヤングが交わしてゴール板を駆け抜けた。
ロマンチックウォリアーは通算23戦18勝、うちG1を10勝し、総獲得賞金36億円以上を稼ぎ出している歴代世界トップの名馬。今回のサウジカップはダートレース初挑戦だった。
鴻海 ホンダに協業を提案 日産・三菱自含む4社連携視野
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香港 旅行博で”ミャクミャク”大阪・関西万博来場を呼び掛け
トランプ氏は「プーチン氏の術中にはまり操られている」
ロシアのウクライナ軍事侵攻から3年の2月24日の国連総会に向け、ウクライナとEU(欧州連合)がロシア軍の撤退などを求める決議案への支持を求める中、米国は”侵攻”などロシアへの批判的な文言なしに「紛争の早期集結」を要請する別の決議案を提出し、双方の”亀裂”があらわになる事態となっている。ロシアのプーチン大統領にはこれ以上ない、大歓迎の状況だ。
なぜ、このような事態に陥ったのか?この点について、軍事アナリストらは、トランプ大統領が就任早々(3〜6カ月)にも公約に掲げた案件を実現したいとの思いから焦り、戦略を誤ったとみている。プーチン大統領との電話会談の後、トランプ氏は「彼(プーチン氏)は集結させたいと思っている」、「奪われたウクライナ領土の回復は見込めない」、「ウクライナのNATO加盟はない」などプーチン氏のすべての意向を容認、代弁した発言に終始している。さらに米国第一主義を掲げるトランプ氏は、バイデン前政権時代の支援分の見返りを求め、ウクライナの天然資源レアアースの提供を求めたが、ゼレンスキー大統領に回答を保留されると、もはや交渉の余地なしとばかり、頭越しの交渉に切り替えた。
軍事アナリストは、トランプ氏は「交渉の初期段階に、どうして手の内を見せてしまったのか?」と首を傾げる。ディール(取り引き)に長けたプロを自認する人物だからこそかも知れないが、「これではプーチン氏に利するだけ」とみる。では、トランプ氏に巻き返し策はあるのか。いや「ともかく戦争を集結させることだけが目的」なのかもしれない。
プーチン政権の1期目で首相を務め、プーチン氏の思考法を熟知するミハイル・カシヤノフ氏は「トランプ氏は、ここまで見る限り早期に目に見える形で成果を挙げたい思惑が先走り」し過ぎた。その結果、「トランプ氏はすでにプーチン氏の術中にはまり、操られている。プーチン氏が1枚上」と断言する。
トランプ氏の大暴走を世界は見ているだけなのか。これからウクライナは、EUはどう対応するのか?打てる手は少ない。