「アジア」カテゴリーアーカイブ

大阪府内の高齢者施設の3回目接種2月中で76%終了

大阪府などによると、高齢者施設での新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種について、府内で2月までに終えた施設は2,615施設、全体の76%となった。府では「まん延防止等重点措置」が3月21日まで延長された際、改めて」3回目の接種を急ぐよう要請。3月半ばごろまでに9割を超える施設で完了する見通しだとしている。

大阪・造幣局「桜の通り抜け」4/13~19 3年ぶり開催

大阪・造幣局(所在地:大阪市北区)の「桜の通り抜け」が、感染防止対策を取ったうえで、4月13~19日の7日間の日程で開催されることになった。
130年以上前から続く春の恒例行事で、およそ560mの並木道に植えられた340本ほどの桜を見に毎年60万人余りが訪れる。新型コロナ禍で2020年、2021年と続けて中止された。
参加の受付はインターネットによる事前申込制で、30分あたりの入場者数の上限を1,200人に制限し、期間中の入場者数を例年の30%にあたる17万人余りに抑えるとしている。

JR西日本ダイヤ改正 京阪神で103本,全体で206本減便

JR西日本は3月12日のダイヤ改正で、京阪神エリアの在来線で103本、中国地方を含めた営業エリア全体で206本と過去最大規模の減便を行った。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う在宅勤務の定着や外出自粛の影響で鉄道利用者の落込みが続いているため。ダイヤ改正に伴う減便は2021年10月にも行ったが、今回は朝の通勤や通学の時間帯も対象となった。
一方、「サンダ-バード」「くろしお」「こうのとり」などの特急列車は週末や祝日を中心に増便する。

大阪市 塾代助成 23年4月から小学5,6年生に拡大

大阪市は子育て世帯の負担軽減の一環として設けている、中学生への塾代などを助成している制度の対象を2023年4月から、小学5、6年生に拡大する方針を決めた。
大阪市では一定の所得制限を設けたうえで中学生の塾や家庭教師、スポーツ教室などの費用を月1万円を上限に補助している。
市によると、対象者のおよそ半分にあたる1万5,000人余が制度を利用している。支給条件や金額などは、中学生と同じにする方向で検討しているという。

大阪府 特別支援学校500余教室不足 全国で最も深刻

文部科学省の調査によると、障がいのある子供たちが通う特別支援学校の不足が全国で課題となっており、大阪府は500余の教室が不足し、全国の都道府県で最も深刻な状況にあることが分かった。全国の自治体対象に2021年10月、調査を実施した。
全国で合わせて3,740教室が不足しており、このうち大阪府が528教室に上っている。この調査は3年前にも行われているが、当時大阪府で不足していた教室は35で、今回15倍になった。特別支援学校は、通学を希望する児童や生徒が年々増加しているという。大阪府は教室不足を解消するため、特別支援学校の新設などの計画を策定しているが、現在の計画で令和6年度までに解消が見込まれているのは不足数のわずか2割ほどにとどまっている。

賃上げ予定の関西企業74% 依然コロナ前水準下回る

信用調査会社、東京商工リサーチのまとめによると、2022年度に賃上げを実施する予定の関西の企業は74.2%と2年連続で改善する見通しであることが分かった。ただ、依然としてコロナ禍前水準を下回っていて、新型コロナの影響が続いていることがうかがわれる結果となった。
調査は2月上旬、インターネットで関西の企業921社から回答があった。その結果2022年度に賃上げを実施すると回答した企業は684社、74.2%だった。2021年度から2.3ポイント増加し、2年連続で上昇したが、新型コロナ拡大前の2019年度の水準(81.9%)には届かなかった。
大企業の製造業や卸売業では80%を超えたが、中小企業の運輸業やサービス業では50%台にとどまった。

ミネベアミツミ 大阪に開発拠点 関西で技術者採用

ミネベアミツミ(本社:長野県北佐久郡御代田町、東京本部:東京都港区)は、大阪市に関西を統括するための拠点を新設する。グループ会社間の情報共有をすすめるとともに、関西では初となる研究開発センターを設置する。研究開発から営業までの機能を1つのオフィスに集約し、200人体制で新たな製品開発やサービスの創出を目指す。
関西の企業や大学と協業するほか、電機産業などの強い基盤がある関西に拠点を設けることで、優秀な人材の獲得にもつなげたい考えだ。日本経済新聞が報じた。

大阪府議会 議員定数88から79に削減 条例改正案可決

大阪府の定例府議会が2月24日開会し、府議会の議員定数を現行の88から79に削減する条例の改正案が大阪維新の会、自民党、公明党などの賛成多数で可決された。これにより、2023年春の府議会議員選挙は、新たな定数で実施される。
これは9つの複数定員区で議席を減らし、議会全体の定数を88から79に削減するもの。この結果、東大阪市は5から4、吹田市、高槻市および三島郡は4から3、八尾市は3から2、住吉区、堺市東区、堺市北区、泉大津市、高石市および泉北郡、箕面市および豊能郡はそれぞれ2から1になる。
定例府議会は3月24日までの29日間の日程で開かれる。

大阪湾のプラスチックごみ年間62トン余 府・阪大が推計

大阪府と大阪大学の推計によると、大阪府内の化繊から大阪湾に流れ込むプラスチックごみの量は年間で62トン余、25mプールで3杯分に上ることが分かった。
府内に150以上ある河川のうち、3つの河川に設置されたカメラの映像からAI(人工知能)を使ってごみを識別し、そのデータを基に大阪湾に流れ込むプラスチックごみの全体量を推計した。この推計結果をもとに、大阪府はプラスチックごみの削減に向けた取り組みを推進していく。