「アジア」カテゴリーアーカイブ

「地域を元気に! 推進委員会」の活動 いよいよ始動

地域住民、そして地域の中小企業を元気にし、崩壊しつつあるコミュニティの再構築を目指す「地域を元気に 推進委員会」の活動が8月30日、活動拠点の大阪市西区・九条商店街の一角、「コミュニティーROOM恵人(けいと)」でスタートした。
同委員会はこの3カ月余りの間、始動を準備、そのたびに繰り返される新型コロナによる緊急事態宣言発令、「まん延防止等重点措置」に遭い、始動を見合わせてきた。このため、”密”を避けるため幅広い呼びかけは自粛し、限られた人数の高齢者をはじめとする地域住民を対象に、口コミで知人に案内しただけだったが10人余が集まり、同活動の立ち上げ・始動となった。
今回は、関西福祉学院(本部所在地:大阪市淀川区)で介護職員の資格取得のための講座の講師を務める賀川氏を講師に招き①認知症サポーター養成研修、そして一般社団法人 福祉後見サポートセンターの杉本悦子代表による②成年後見制度の紹介-の2部構成で、活動の一端を披露した。
1部の認知症サポーター養成研修では、認知症の中核症状と「BPSD」と呼ばれる状況にある認知症の行動・心理症状について、とくに時間を割き、説明が加えられた。質問コーナーでは認知症者に対する家族の接し方、屋外通行時、認知症が疑われる人を見かけた際の接し方、サポートの仕方などについての、やり取りを交えた対応法が示され、参加者らは熱心に聞き入っていた。
認知症サポーターの人数は、平成17年度からの累計で1,327万9,863人(キャラバン・メイト16万8,680人を含む)に上っている。
2部の、2000年にスタートした成年後見制度の紹介では、制度の趣旨・目的、そして後見を依頼する本人の判断能力に応じた制度の中身など、法定後見制度・任意後見制度などが紹介された。認知症、知的障害、精神障害、発達障害などを抱えた人はもちろんだが、誰もがいずれ必要になるのが後見制度。具体的なケース・モデルのもと、今後詳しい内容の紹介が聞きたくなる説明会だった。

大阪で3,004人の感染確認 過去最多で初の3,000人超え  

大阪府で9月1日、新たに3,004人の新型コロナウイルスへの感染が確認された。1日の感染者数としては、8月26日の2,829人を上回り、過去最多となった。検査数は2万3,826件で、陽性率は12.6%。大阪府内で確認された累計感染者数は17万1,727人となった。重症者数は230人となり、重症病床の使用率は39.0%、軽症・中等症病床の使用率は76.2%、宿泊療養施設の使用率は55.1%。

近畿の7月有効求人倍率1.04倍 前月をわずかに下回る

大阪労働局のまとめによると、7月の近畿2府4県の有効求人倍率は1.04倍で、前の月を0.01ポイント下回った。前の月を下回るのは2020年12月以来。政府の新たな支援金制度を利用するため、ハローワークに登録する人が増えたことから、求人倍率が低下した。府県別では奈良県が1.35倍、滋賀県が1.21倍、和歌山県が1.17倍、京都府が1.11倍、兵庫県が1.06倍で、いずれも前の月を上回るか横ばいだった。ただ、大阪府は0.94倍と唯一、前の月を下回った。

エイチ・ツー・オー 関西スーパー買収 系列2社と経営統合

阪急阪神百貨店を運営するエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)は8月31日、関西地盤の食品スーパー、関西スーパーマーケットを買収し、H2O傘下のイズミヤおよび阪急オアシスのスーパー2社と経営統合すると発表した。食材など商品調達で規模のメリットを生かし、収益力を向上させる。スーパーは、新型コロナウイルス禍による外出自粛の”巣ごもり”需要で足元は好調だが、ネット通販の拡大など消費動向の変化に合わせた体制整備など、投資も必要になっている。

大阪で軽症・中等症の病床運用率 初めて90%超える

新型コロナウイルスの感染拡大が全く収まる気配がなく、大阪で8月30日、軽症・中等症の患者用の病床の運用率が90.6%となり初めて90%を上回り、病床のひっ迫が深刻化している。
大阪府の吉村知事は臨時の患者の受け入れ施設として、1,000床単位の野戦病院のような施設をつくる構想を明らかにしているが、「自宅で亡くなる人を1人でも減らしたい」として、できるだけ早く運用を開始したい考えを示した。また、吉村氏は「感染は”第5波”で終わるとは限らない。冬を越えるまでいざというときに備えたい」とし、2022年3月ごろまで臨時の受け入れ施設を確保しておきたいとの考え方を明らかにした。

大阪市内に50床以上のコロナ専門病院 9月開設予定

大阪市の松井一郎市長は8月30日、設置方針を明らかにしている新型コロナウイルスの軽症・中等症患者を受け入れる専門病院について、50床以上の規模となる見通しを示した。9月中に開設する予定。府内では現在、大阪市立十三市民病院(所在地:大阪市淀川区)と民間の阪和第二病院(所在地:大阪市住吉区)がコロナ専門病院となっているが、これにより専門病院は大阪府内では3カ所目となる。

政府 万博会場周辺の整備計画決定 府市が規制緩和要望

日本政府は8月27日、国際博覧会推進本部を開き、2025年の大阪・関西万博に向けて、大阪メトロ中央線の会場の夢洲への延伸など会場周辺の整備計画を決めた。これを受けて、井上万博担当相が大阪を訪れ、吉村知事、松井市長と会談し、計画の決定を伝えた。
一方、大阪府市は、例えば「空飛ぶクルマ」など先進的な技術開発を紹介する展示が可能になるよう、必要な法整備や規制緩和を要望した。これに対し、井上担当相は「菅首相も規制改革には積極的で、万博まで3年8カ月、政府の対応をスピードアップさせたい」と述べた。

夏の甲子園は智弁決勝対決 和歌山19年ぶり,奈良は初進出

夏の全国高校野球選手権は8月28日、阪神甲子園球場で準決勝が行われた。第1試合は智弁和歌山が滋賀の近江高校を5対1で破り、19年ぶりに決勝に進んだ。第2試合は奈良の智弁学園が京都国際高校に3対1で勝ち、初めて決勝に進んだ。この結果、29日の決勝戦は智弁の兄弟校の対決となった。智弁学園は初優勝を目指し、智弁和歌山が勝てば平成12年以来、21年ぶり3回目の全国制覇となる。