上杉鷹山、直江兼続ら数多くの江戸時代の名君や戦国武将の歴史小説や『人間の器量』『男の器量』などエッセーを手掛けた作家の童門冬二さんが昨年1月13日、がんのために亡くなっていたことが分かった。96歳だった。童門さんは亡くなって1年は公表を控えてほしいと話していたことから、故人の意思を尊重、今回の発表となった。
童門さんは東京生まれ。東京都の職員として勤務する傍ら作家活動にあたり、1960年に発表した『暗い川が手を叩く』が芥川賞の候補となった。当時、美濃部亮吉都知事のスピーチライターを務めていたが、同知事の退任とともに1979年に都庁を退職して専業作家となった。
在職中の経験を生かして、組織やその中で生きる人たちを題材に、戦国武将や幕末に躍動した志士などを描いた歴史小説を数多く発表した。
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12月百貨店売上高 大阪の旗艦店は全社プラス 冬物衣料好調
大阪メトロ 森之宮に”未来の乗り物”を楽しめる施設
大阪メトロは1月11日、4月に開幕する大阪・関西万博を盛り上げるため大阪市城東区森之宮の車両工場の跡地に、空を走行する車や自動運転のバスなど”未来の乗り物”を体感してもらうテーマパークをオープンした。万博開催中の10月までの期間限定。
自動運転バスは、ルートや速度など特定の条件のもとで、ドライバーの操作を必要としないもので、来場者を乗せて自動でカーブを曲がったり、信号を感知して停止、発車する。サーキット場では電力で走るゴーカーートに楽しむことができる。
また、会場の一角に展示されている大阪メトロの車両では、車やバスが空を走行している”未来の大阪の街”を、車窓に映し出すプロジェクションマッピングが行われている。
日本高野連 公式戦での”指名打者制の導入”検討へ
24年梅毒感染者数1万4,663人 過去2番目の多さ 流行続く
国立感染症研究所のまとめによると、2024年に全国から報告された性感染症の梅毒の感染者数は速報値で1万4,663人と、過去最多だった2023年の1万4,906人に次いで過去2番目に多かったことが分かった。専門家は、梅毒の流行は収まっておらず、早期の発見と治療が大切だと話している。
感染者数を都道府県別にみると、東京都が3,703人、大阪府が1,906人、福岡県が880人、愛知県が846人などとなっている。2023年からの増加率は富山県が47人で1.96倍、島根県が35人で1.52倍、石川県が83人で1.48倍、鳥取県が40人で1.43倍などとなっており、大都市圏以外でも大きく増えている地域がある。
梅毒は薬で治療できる。ただ、放置すると深刻な症状が出たり、妊婦から胎児に母子感染すると「先天梅毒」となり、皮膚の異常や難聴、発達の遅れが出たりするおそれがある。
今年のセンバツ高校野球開会式 入場行進曲は「幾億光年」
24年の世界気温上昇1.6度 単年初の温暖化抑制目標超え
三井住友建設 水循環式バイオトイレ「SMilet」の販売開始
三井住友建設(本社:東京都中央区)は1月9日、水循環式バイオトイレ「SMilet(スマイレット)(TM)」の販売を2024年12月より開始したと発表した。スマイレットは、上下水インフラに接続することなく、水洗トイレが利用可能な水循環式バイオトイレで、災害時や上下水インフラが整っていない自然公園、建設現場などで嫌な臭いもなく、清潔で快適に使用することができるという。
販売窓口は住電商事(所在地:大阪市西区)が担う。このトイレは水洗トイレと汚水処理槽、貯水槽、蒸発処理槽などで構成され、まず汚水処理槽で微生物の力により処理水と、余剰汚泥に分離。分離した処理水は貯水槽内で電気分解処理による殺菌・脱色を施して再利用する。余剰汚泥は杉チップを充填した蒸発処理槽に移送・撹拌し、蒸発処理で減容化する。
スマイレットは設置や移動も簡単で、通常利用においては放流や汲み取りは不要。国土交通省が定める「快適トイレ」の認定を取得している。