「アジア」カテゴリーアーカイブ

大阪府6/27から高齢者施設にワクチン接種チーム派遣

大阪府は6月8日、新型コロナウイルスワクチンの「巡回接種チーム」を高齢者施設に派遣すると発表した。期間は6月27日から9月末まで。
重症化リスクの高い高齢者らへの4回目接種を促進して感染拡大を防止する。最大5チームを運用し、1日あたり250人に接種する。使用ワクチンは米モデルナ製を予定。

大阪府 成長戦略局新設「再生医療の実用化推進」

大阪府は4月、大阪の成長産業を創出・育成するための司令塔・成長戦略局を新設した。同局が現在掲げる成長戦略の一つが医療関連分野の強化で、再生医療の実用化を推進するワンストップセンターを設置する。また、2025年の大阪・関西万博や大阪の国際金融都市構想を成長につなげるため、部局横断で臨む。

関西のレジャー、飲食業のパート採用回復へ 時給も

関西のレジャー施設やホテル、飲食店が、パート・アルバイトの採用を増やしている。新型コロナウイルス禍が落ち着き外出自粛が緩み、政府が重い腰を上げ外国人観光客の受け入れに向け、水際対策の緩和も進められていることを受けたもの。
インバウンド需要の増加に備え、人手を確保するための時給引き上げの動きも目立ってきた。

オール大阪で脱炭素 官民で推進 万博でもアピール

大阪府・市、府内企業は6月2日、大阪市内で「オール大阪」で脱炭素に向け、温暖化ガス排出量を40%削減する目標実現への動きを推進するための会議を開いた。脱炭素につながる商品の購入で買い物ポイントを付与する新制度を導入するほか、2025年の大阪・関西万博で世界に脱炭素の姿勢をアピールする方針なども決めた。

4月近畿の有効求人倍率1.08倍で2カ月ぶり前月上回る

大阪労働局のまとめによると、4月の近畿地方の有効求人倍率は1.08倍と前の月を0.02ポイント上回った。前の月を上回るのは2カ月ぶり。業種別では「宿泊業・飲食サービス業」の新規求人が特に増加し、前年同月と比べて3割以上多くなった。同労働局では、企業の間に観光需要の回復を見据えて、人手を確保しようとする動きが広がってきたとみている。
府県別の有効求人倍率は、高い順に前の月と比べ、奈良が1.33倍(−0.03)、滋賀が1.31倍(+0.08)、和歌山が1.25倍(+0.02)、京都が1.14倍(+0.04)、兵庫が1.09倍(+0.01)、大阪が0.99倍(+0.02)と続き、奈良を除く各府県で前の月を上回った。

大阪・関西万博の機運醸成に「万博音頭」物産展も

3年後の2025年の大阪・関西万博を地域活性化につなげようと、全国602の市町村長でつくる「万博首長連合」は6月1日、東京都千代田区で総会を開き、およそ80の首帳が出席、若宮万博担当相、大阪府の吉村知事などが来賓として出席した。
総会では機運醸成のため①全国各地で特産品を集めた物産展を開催する②公共交通機関で万博のロゴをデザインした弁当を販売する③「万博音頭」を作曲して、全国の盆踊り大会で披露、展開するーなどを検討するとの今年度方針を決定した。

25年大阪・関西万博 民間パビリオン出展者発表

2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は5月30日、東京都内で民間パビリオンを出展する12の企業や団体による発表会を開いた。出展企業は住友グループ、三菱グループ、パナソニックホールディングス、NTTグループ、バンダイナムコ、パソナグループ、飯田グループホールディングス、吉本興業など。

急激な円安「経営に悪影響」45.2% 関経連調査

関西経済連合会の調査によると、回答企業のほぼ半数が1ドル=130円を突破する最近の急激な円安が経営に悪影響を与えていると感じていることが分かった。調査は4月28日〜5月18日に実施された。
回答した115社のうち52社が(45.2%)が円安の影響は、経営に「マイナス」としており、「プラス」はわずか19社(16.5%)にとどまった。回答した会員企業を上場区分別にみると、東証プライム市場の上場企業ではマイナスが35.8%で、プラスも28.3%あった。一方、非上場企業ではマイナスが53.6%に上り、プラスはわずか5.4%に過ぎなかった。行き過ぎた円安は、中堅・中小企業にとってマイナスの影響が大きいことが浮き彫りになった。

大阪 天神祭 3年ぶり陸渡御実施 花火・船渡御中止

大阪の夏の風物詩「天神祭」は、2020年、2021年と2年間にわたって取り止めていたが5月25日、今年は3年ぶりに陸渡御を行うと発表した。ただ、恒例の花火や船渡御は実施しない。
陸渡御は大阪天満宮周辺の街を練り歩く行事だが、新型コロナの感染対策のため、行列に参加する人数を半分ほどに減らしたうえで実施する予定。

認知症,ALS治療に光 大阪公立大が効果を確認

大阪公立大学の研究グループはこのほど、前頭側頭型認知症(FTD)や筋萎縮性側索硬化症(ALS)のモデルマウスにリファンピシンを1カ月間経鼻投与したところ、ヘキサヌクレオチド(GGGGCC)リピートの異常伸長(HRE)に起因する神経病理が抑制され、認知機能が改善したと発表した。
FTDやALSはC9orf72遺伝子の変異によって発症するとされているが、治療法は確立されていない。C9orf72遺伝子の変異により生み出された異常なRNAやタンパク質が凝集し、神経系に蓄積することで神経変性が起こると考えられている。
同大の研究の成果である、このタンパク質の蓄積を抑えることが、FTDやALS治療法開発の第一歩になると期待される。